池袋西口 ダンス・演技・子供ミュージカル・体幹トレーニングやアイドルをトータルで学べる【Izmic Be STUDIO】（イヅミックビースタジオ）

試験内容

歌・ダンス・演技の３つの中から、自分で選択する
歌・演技は、事前課題があり、
ダンスは当日振り入れ（15分のジャズダンス振付）

2024年度の課題はこちら

舞台は（架空の）太古のモンゴル。
数多のデザイナーたちが武力抗争を繰り広げていた。
ひとりのデザイナー・テムジンが現れ、自らの生い立ちを語り始める。

テムジン　ミシンが夢を見た。大草原の夢を縫っていた。
ミシンが足を踏むたびに草原は広がっていった。
ボビンケースから紡ぎ出される野心の糸が、モンゴルの野を駆けめぐり、
若き狼を縫いつけて、映えかかる日をミシンは夢見た。
足踏みと草原を繋ぐ宿命のベルトが外れない限り、一台のミシンは、
世界を手に入れるはずだった。ミシンが夢を見た日、その男は産声をあげた。

少年・テムジンは、父親のイマダから先祖の物語を聞く。

イマダ　やい、テムジン！うちをただの洋服屋だと思ってくれるなよ。
蒼き狼の血を引いた洋服屋だ。
テムジン　蒼き狼？！
イマダ　それは、お前が生まれる遠い昔、世界中に流行したブランド名だ。
そればかりではないぞ。白い牝鹿の血も流れている。
テムジン　白い牝鹿？
イマダ　白い牝鹿は世界中を席巻した幻のファッションモデルだ。
テムジン　蒼き縦糸が白い横糸を、ミシンのリズムで紡いでいくんだね。
イマダ　天才デザイナーの蒼き狼と幻のモデルの白い牝鹿は天からやってきた。
二人は慌ただしいファッションショーの楽屋で、
あっという間に結ばれ、子をつくった。それがこの洋服屋の祖先だ。
テムジン　それが親父からもらった、たったひとつの話だった。
俺の大好きな話、草原を駆ける狼。俺にはそれ以外の言葉は要らない。
俺には蒼き狼の血が流れているんだ。

～野田秀樹作「キル」より第一場～※イマダの台詞は審査員が喋ります。

② ブランド『若き独」を掲げる若きデザイナー・テムジンは、
ライバルのヒツジ＝デ＝カルダンを滅ぼし、
美しいモデルのシルクを捕虜として手に入れる。
テムジンはシルクを気に入るが、気の強いシルクはテムジンになびかない。
テムジンは、部下の結髪（けっぱつ）に手紙を書かせ、シルクの下へ送る。
シルクは結髪から手紙を受け取り、読み始める。
最初は興味無さげだが、だんだんと手紙に引き込まれていく。

シルク　今日も初めて見た日の笑顔でお暮らしですか。
僕は、長い間、このモンゴルの草原の転校生でした。
転校生には、いつも初めての日があります。
初めての学校の初めての校舎で、初めての教室へ行くまでのあの長い廊下、
その廊下だけは、どこへ行っても同じくらい長いのです。
校庭に弾む声を耳にすると逃げ出したくなります。やがて教室の引き戸を開け、
自己紹介をします。僕の顔は凍りついたままです。
迎えてくれる仲間は、珍しい動物でも見るように僕を見ます。
転校をしてばかりいると、人を好きになることに臆病になります。
別れが来るのを知っているから。
けれども、初めて見た笑顔を愛してしまうことがあります。
やがて別れが来ることを忘れて好きになってしまうことがあります。
あの春の日の教室で、あなたを見た僕がそうでした。
あれから、このひとりの洋服屋は、
月が出るとモンゴルの草原で銀色の夜を縫っています。
夜が銀色に見えたら、それは初めて僕があなたに贈る指輪です。
・・・・これ、テムジンがあたしにって？
結髪　はい。
シルク　あの人、見た感じは、とてもこんなもの書けそうもないのに。
結髪　気に入っていただけました？
シルク　好きになったわ。
結髪　あの方を？
シルク　見た目のあの人は今でも嫌い。でもここにとどまるこの手紙が好き。
この手紙を書いたあの人が好き。
結髪　複雑な心境です。
～野田秀樹作「キル」より第十場～※結髪の台詞は審査員が喋ります。

試験内容〜面接

面接の内容や傾向と対策について　こちらの詳細記事をご覧ください→
日芸受験で実際聞かれた面接の質問内容をまとめたら、合格者の共通点が見えてきた

合格者から

品川学藝高等学校の特色は、幅広いジャンルの授業を受けられる事です。
演技やバレエ、ピアノ、声楽、ソルフェージュなど授業で受けます。

演技では、元劇団四季の方が直接教えてくれ、
演技の基本法・発声・台本の取り組み など、とても貴重な体験が出来ます。

受験生は、オープンスクールがあるので、しっかり行ってくださいね

入試に関して、2023年度の入試では
私は実技試験で演技をやりました。主の内容としては、1人での朗読でした。
暗記はしてもしなくても良いですが、私は暗記しました。

試験当日は、
周りや試験官をよく見て、聞き、感じることなど、
自分に集中しすぎないことを特に意識しました。
具体的には、空間を上手く使って歩いたり、
誰もいないところを見たり、感じたり、
アイコンタクトで相手とコミュケーションを取ることを意識し、
高校生になった今でも授業中意識していて、
受験期間にレッスンしてきたことが身になっているなと感じます！

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