スクール生徒の声

日芸現役生 来る!先輩から直接感じた「受験生の心得」

s-S__5791751.jpg 夏休みは、日芸の先輩もレッスンに参加しました。
高3、少しシャイなS君
先輩の勢いに圧倒されたと同時に、目指す自分の姿も見えてきました。

笑ってなんぼの演技レッスン

8月末に、日芸や多摩美、大阪芸大に合格した先輩たちがレッスンに来た。先輩方を見ていて思ったことを書いていこう。

挨拶から違った。自分の聴こえればいいなみたいな小さな声とは比べ物にならない。
どでかい声で「おはようございます!!」を言う。
わざわざイヅミ先生のところまで行って挨拶する先輩もいた。自分がここに現れたことに気がつかないなんて許さないと言わんばかりの、挨拶だった。

レッスンに対する態度から違った。とにかく「明るくて」「騒がしかった」。
騒がしいと言っても悪い意味では無い。むしろ、自分は見習わなくてはならないくらいだ。
先輩方とグループになって即興劇を作ると言う課題を行った。
安直な感想だが、楽しかったのだ。以前にも同じような事をしたレッスンもあったのに、その時よりも絶対に顔が明るかった。
何故なのか。先輩たちの陽気に「騒がしさに」引っ張られたからだ。

それから、レッスンに対する己の態度について考え直した。
レッスンを堅苦しいものと捉え、息苦しくさせていたのは他でも無い自分だったことに気がついた。
真面目にしようとばかり考え、レッスンを楽しむ事を忘れていた。

演技の基礎は、「よく見る、よく聞く、良く感じる」
そして何よりそれを上機嫌で行う事。先輩たちには、笑ってなんぼの演技レッスンと教えられた。
これからは先輩に引っ張られなくても自分で上機嫌に、レッスンを楽しむ心を忘れないで受けていく。
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なんでもいいからやれ!!

自分が不得意なことや、できない事をする時こそ笑う。
字面からして難しいに決まってる。
そこで、この言葉には二つの要素があると思っている。
「する」と言うことと、「笑うと言うこと」だ。

まず、自分ができない事に挑戦すること自体に勇気が必要だ。
できないとわかっていて砕けに行くのは、精神にくるものがある。
「やらなくていいじゃん」と、逃げたくもなる。次に、ただでさえ心にくるものがあるってのに笑わなくちゃいけない。

とんでもないダブルパンチだ。ダウンしそう。
ただ、自分の精神はとことん鍛えられるだろうとは、思う。

右も左も分からないまま、自分で考えたダンスを即興で披露する課題。
初めてやった時自分は何もできずに棒立ちだった。
課題を放棄してしまった。
しかし、後日再度チャレンジするきかいがあった。訳もわからずにひたすら笑いながら動き続けただけだったが、課題を放棄せずにやり遂げた。

確かに精神はゴリゴリと音を立てていたが、一つ自分が強くなった「気」がしただけかもしれない。
それでも衆目の中自分ができない事を晒すと言う体験は明らかにその後のレッスンの受け方に積極性をもたらしていた。

何でもいいから言い訳してないでやる。

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