恥ずかしがり屋の高校生がここまで成長した!!
演技の受験対策 高2のDちゃんのレッスンレポート!
表現者は体が資本!
私はダンス、演技と並行して体幹クラスも受けています。
私が体幹クラスを受けようと思ったきっかけは、自分の体幹の弱さを知った時でした。
体幹とは、表現者にとって無くてはならないもので、体の中心をまっすぐ通る1本の軸のことです。
その軸が無ければ、様々な動きに対応することが難しくなります。
体幹クラスでは毎回「ベーシックセブン」というポールを使って体をほぐす運動を行います。
ですが、ある日いづみ先生は「ベーシックセブンをやる意味ってなんだと思う?」と仰いました。
この時、私は言葉に詰まってしまいました。
つまり、今まで私はベーシックセブンを "ただ機械的に行っていた" ことに気づき、自分の想いの弱さに密かに失望しました。
私が教わったベーシックセブンを行う上で大切なことは2つあります。
1つ目は【自分の体を知ること】です。
ベーシックセブンの最初には、自分の体を確認する工程があります。最初に自分の体を確認することで "自分の体がどのような状態なのか" を認識することが出来ます。
・右股関節が開きづらい
・左肩が丸まっている
・太もも裏が痛い
など
2つ目は【自分に何が効くのかを試行錯誤すること】です。
自分の体を確認したらいよいよ運動を始めます。
この時、型通りにこなすのも良いですが、さっき確認した体の状態に合わせて、 "今の自分に必要な運動" を行うとより効果的です。
・右股関節が開きづらい→右足を重点的に運動
・左肩が丸まっている→右肩より多く回す
など
表現者を志すならば、自分の体の異常にいち早く気づき、それを自分で対処するスキルが必要になります。
ベーシックセブンはそれに近づいていくための手段のひとつであると私は考えます。
そのことを忘れず、体幹クラスだからと気を抜かずに自分の体ととことん向き合っていこうと思います!
必要なのはコミュニケーション能力!
私はここ最近、スタジオ内では先輩ということもあり、リーダーや仕切り役を任せられることが多くなりました。
私は最初、リーダーとは【他のメンバーより優れていて、みんなを引っ張っていく人】のことだと思っていました。
そのため、案を出す場面や、みんなに動作を説明する場面などで言葉が出なかった時「私はリーダー失格だな...」と必要以上に落ち込んでしまいました。
ですがその時、前にいづみ先生が仰った「やっぱり君たち喋れないね」という言葉を思い出しました。
言われた当初は "喋れないことと演劇" がどう関係するのかわからず、疑問に思っていましたが、この時ようやくあることに気づきました。
それは、【リーダーにはコミュニケーション能力が必要】だと言うことです。
自分で答えが出せなかった時は、他の人に「何か案ある?」と聞いたり、掃除の時は「ここの掃除やった?」と聞いて、 【他の人の意見を引き出す】のがリーダーの本当の仕事なんだと気づきました。
違う言い方をすると、【リーダーも他の人に助けを求めていい】ということです。
今までは「リーダーだから」と思って他の人に助けを求められずに悩んでいましたが、それも全て自分の悪い思い込みでした。
これからは、むしろ色んな人に相談して、みんなの意見をしっかりと聞いていこうと思います!