目だけでは伝わらない
先日、いづみ先生は「共感する・しないの違い」についてレッスンしてくださいました。
「共感」を表情や仕草、言葉の相槌などで表すことで、「理解している」ということが目に見えてわかるため、話がスムーズに進み、もっと話したくなることを実感しました。
このレッスンを通して、私は普段から「相手のことを見ているだけで、共感していることは伝わっている」と勘違いしていたことを知りました。
目線を合わせて頷いているだけでは、相手が自分の話をちゃんと理解できているのかわからず、どんどん自信がなくなってしまったからです。
また、相手が不安そうな顔をしていると話している方も不安になるということもわかりました。
つまり、相手に意志を伝えるためには「感情を表に出す」ことがなにより大切だということです。
私はいづみ先生によく「顔が硬い」と注意されます。
これは、よく考えると普段反応が薄くても許してくれた周りの人に甘えすぎていたからかもしれません。
このままでいいという考えが私の中に根付いている限り、私は表現者にはなれません。
そこで、「『えっ』をなくして『はい!』を増やす」ことを意識しようと思います。
不安や動揺、迷いなどを感じた時に「えっ」と無意識に発してしまう癖があるので、それを意識的に制御し、理解できた時や意志を示す時にははっきり「はい!」と返事をする癖をつけていこうと思います。
結果より過程を大切に
私は何かをやってみよう!と思った時、必ず「何とか失敗しないようにしなきゃ」という思いが頭の中にあります。
実際、失敗しないように取り繕うために、がむしゃらに頑張って結局空回りするということが何度もありました。
この時の心境を考えなおしてみると、「かっこいいと思われたい」という下心や、「失敗したら失望されるかも」という恐怖心が自分の中でプレッシャーに変わり、緊張する要素を自ら増やしてしまっていたのだと思います。
そんな私に、いづみ先生は「どうせ下手なんだから成果主義をやめなさい」と仰いました。
その言葉を聞いた時、苦しくなると同時にはっとしました。
私はいつも「失敗するのが怖い」というのを理由にして、難しいことや初めてやることへの挑戦を「最初から諦めていた」のではないかと気づいたからです。
いづみ先生が言うように、私はまだ出来ないことだらけです。だからこそ、そこで「じゃあ諦めよう」となるのではなく、「やれるところまでやってみよう」という考えにシフトすることが大切なのです。
正直なことを言うと、私はスタジオの人達のことをまだ少し怖いと感じています。
この状況から脱するためには、「自分から話しかけても大丈夫だ!」という自信をつける必要があると思います。
そのために、自分から挨拶をしたり、質問をしに行ったりと「自分から交流を持とうとすること」を心掛けていこうと思います。