ダンスの視点の変化
私は最近、1月の発表会に向けて、同じ振り付けを繰り返し練習することが増える中で、基礎の大切さを感じると共に、ダンスを練習する時の視点に変化が出ました。
例えば、上半身のウェーブをした時はアイソレーションと同じで、動かす部分と動かさない部分を意識し、軸を持つことが重要です。
私はウェーブをする時、お尻を動かそうとしてしまう癖があると指摘されました。
ただ思うようには動かず苦戦していたところ、『鎖骨からさけるチーズのように』イメージするのはどうか、と教えていただきました。
すると、それまでよりも、鎖骨から腰まで意識を持ちやすくなって動きが良くなりました。
つまりイメージを持つと、どのように動くかが端的に整理しやすくなったのです。
今までは、どの順番でどこを動かしているのか、とばかり考えていましたが、それ以降どのようにイメージを持ったら自分はやりやすいのか、よく考えるようになりました。
何に意識を向けれるべきなのか?
そして、1番の視点の変化は、細かい所に意識を向けられる場面が出てきたということです。
これまでは、振り付け通りに手足を動かすことに必死でしたが、何度も同じ振り付けをやるうちに、「ここはピシッと止まりたいな」「同じ列でも手の高さが揃っていないな」等と思うことが多くなりました。
それは、今まで課題にしてきた『鏡に映る自分を見ること』も出来てきているということです。
ただ、そうした視点を持てたからか、格好良く見える動きや、こうやりたいなと思った動きが中々表現出来ないことにもどかしさを感じる場面も増えました。
努力が足りないせいで、振り付けが変わってしまうことも本当に悔しかったです。その時点で自分の出来ることに限りはあるけれど、「しょうがないや」止まりではいたくないと感じました。
何日も何年も身体と向き合うからこそ、身体表現の幅、見た目の綺麗さが変わっていくのだと理解しています。
すぐに全てが出来るようになる訳では無いけれど、これから冬休みに入り、自分に使える時間が増えるチャンスなのでコツコツと自分の身体に向き合おうと思います。
1番直したい自分
今月は自分の人生の中で1番、自分の性格やメンタルについて考えた期間でした。
私は、内面や心にしまっていたことを話そうとしたり、何か指摘や注意をされたりすると、すぐ涙が出てきてしまいます。
泣くと周りに気を使わせてしまうと思い、なんとか涙を堪えようとしますが、そうした状況を作ったのも嫌で無意識に自分を責める、という無限ループです。
将来広い世界に出ていくためにも、そんな自分を直したいと思っていました。
そんな自分のための時間とも言えるような、メンタルについてのレッスンがありました。
それは自分の辛かった出来事を皆の前で話すというものです。以下のこと等を間に挟みながら何回も話しました。
・深呼吸(例:息を4カウント吸って8カウント吐く)
・緊張と脱力(自分が話をする時にどこに力が入るのかを知る。そして脱力でリラックスする。)
今挙げていないものも含めて、どれにも共通するのは『他に意識を向けること』でした。
自分にベクトルが向きすぎているから、その時の話だけでなく、実際の感情までもを引っ張ってきてしまうのだと気づきました。
そして私は特に肩と首に力が入りやすいのを知ったので、話や自分の感情に引っ張られすぎないように、そこの脱力に意識を向けて、泣かないようにしようと努力しています。
自分のためにも指摘する
そんな中、私は仲間から沢山の言葉を貰いました。
特に1番胸に刺さったのは、「もし自分の出来ていないことでも、他人が出来ていないと気付いたらはっきり言っていい」という言葉です。
「私の指摘が筋違いだったらどうしよう」
「私は出来ていないのに指摘したらどう思われるかな」
この考えは、今まで積み重ねてきたその思考に、私が無意識に辿り着きやすい状態です。
スタジオに通い始めて確実に、人の目を気にしすぎないようにするという考え方が身につき始めています。
しかし、自分はいつもどこかで、間違いを恐れ、身を引くという考えを持っているのだと改めて気付かされました。
もし、貰った言葉通りに行動できるようになったら、先月出た課題でもある、『学びを自分に落とし込めきれていない』の別のアプローチになると思います。
スタジオで得た学びや知識を思い出す場面が増え、かつ、言葉にして人に伝えるので、より自分のものになりやすくなるのではないかと考えました。
『人の振り見て我が振り直せ』といった言葉のように、互いに高め合えることも出来ると思います。
次のレッスンから、言葉に出来なくても、まずはその考えを持って人と接することを目標に据えてみようと思います。