スクール生徒の声

演技オンラインレッスン【相手に伝わる演技のコツ】をつかむ


現役 日芸演劇学科2年生のRクン
学校が休講中も、毎日オンラインの演技レッスンに通う熱心な学生さんです。
オンラインならではの演技の気づきがあったようで、喜びのコメントをいただきました。


~日芸2年生Rクンのコメント~
演技のレッスンをやっていると、矛盾ばかりに出会います。
 
「もっと表に出して!」「出し過ぎて汚い!」
「考えるな!」「何をすべきか考えたの?」
 
頭がかなり混乱します。
今までのスタジオの対面レッスンだと分からずじまいで終わってしまうことも多かったのですが、
オンラインだとレッスンしながらや、人のやっていることを見ながら考える余裕がうまれました。
 
舞台において、役者が空を見上げれば青い空が、「寒い」と言えば冬が舞台に訪れます。
これが実際にやろうとすると、恐ろしく難しいんです。
ボヤーッとして中々上手に伝わりません。

なぜ伝わらないか。
それは自分の中に【リアリティー】がないからです。
演技だからといって、表にだそうとしてばかりでは中身がスッカラカンになる事が多々あります。
僕もよくそうなります。
「寒い」を表現したいのであれば、ただ台詞を言うのではなく、
どこがどれくらい寒いのか?、
厚いジャンパーがいるくらい寒いのか、
場所は?時間は?他に誰かいる?
などなど、様々なことを考えなければなりません。エチュード(即興)になれば、それはもっと増えます。
だからといって、考えたことを全てやろうとすると過剰表現になり、見栄えが悪くなります。

舞台は観客がいなければ成立しません。
役者はお客さんのために「見せる」芝居をすることは当然ですが、見せすぎてもお客さんは飽きてしまいます。
「役を生きるとは、解説することではない」
オンラインレッスンで最も印象に残っている言葉です。
台本に描かれている登場人物たちも、きっと腹の底全てを見せているわけではありません。
解説じゃない、日常を生きているんだ。
改めてそう思いました。
 
オンラインレッスンの利点は、「伝えよう」という意識が強くなることです。
オンラインシステムは早口・速い動きを受け付けません。見ている側も不快感をおぼえます。
だから、レッスンを受けている最中は全ての動きがゆっくりと慎重になりました。
「伝わっているかな?」というドキドキを味わいながらレッスンをしたので、いつもより一味違うものになりました。
このドキドキは舞台本番、観客の前で芝居をする時と同じです。
きっと舞台にいる人は皆すべてこの状態で、心が震えながら芝居をしていると思います。

舞台に立てない今、このような貴重な経験ができて本当に良かったです。
この気持ちは忘れてはならないものだと思いました。

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オンラインレッスンでの気づきが、今後のRクンの表現にどう生かされていくか楽しみですね。
スタジオでは、引き続き 通常レッスンとオンラインレッスンを並行して行ってまいります。
どうぞ皆様 一緒にレッスンいたしましょう。


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