アラベスク(足を後ろに上げる)ためのトレーニング方法
後ろに足が上がらない原因は?
足が後ろに上がらない原因も様々あります。
勿論、第一に柔軟性が無くてはダメですが、そもそも使い方は合ってますか?
足を上げようとして、腰で反ってませんか?
本来は、腰ではなく、胸から上を反らします。
身体を引き上げ、肩甲骨をしっかり下ろし、背骨の上から順々に後ろへ反らしていきましょう。
僧帽筋や広背筋に力が入ってしまうと、背骨が筋肉で押さえつけられて動かせなくなってしまいます。
この為、背中を使う事が出来ず「腰で反ってしまう」のですね。
足を床からあげないで、後ろのタンジュの時の感覚から、お稽古を大事にしていきましょう。
骨盤は正面を向ける
胸をそらさないでお腹を締める
下っ腹を伸ばす感覚で、太ももを後方の遠くに引っ張る
股関節を固めない
お尻をガチガチに固めない
注意すべきことをタンジュで確認していきましょう。
どの筋肉を使うべきか、道具を使って実感しよう
・ダンサーの為のトレーニング【アラベスク】
【アラベスク】は、片足を後ろに高く上げるバレエの優雅なポーズの一つ。
美しくキープするには、全身の筋肉を使います。
なので【アラベスクのコツ】と言っても一つではありません。
今回は、ゴムチューブ、ボールを使って、複数の筋肉を意識することで、【美しいアラベスク】を、手にいれましょう。
トレーニングは、
筋肉をムキムキに大きくするのではなく、適度な負荷によって、身体を使いやすくしていきます。
本来持っている、眠っている筋肉を目覚めさせましょう。
何処を使うべきか?
それこそが、【コツ】なのです。
ツールを使い、筋肉に負荷をかけることで、【あ!これか!】と、使うべきか筋肉を理解しやすくなります。
やり方
①うつ伏せにねます。右手の下にボール。両足の膝の上にゴムチューブをかけておきます。
②左手を上げながら、右足を上げます。
③最初に肩を下げて、みぞおちを伸ばすイメージで上体を起こします。
④左手は床と平行を保ちましょう。
⑤勢いを着けないで、上体とアラベスクの太ももを上げていきます。
注意:
上げるお尻に力を入れすぎず、腹筋を伸ばしましょう