今月は「よく見る,よく聞く,しっかり感じるを上機嫌で」という、
演技レッスンで先生から教わった基本を、
改めて意識し直しました。
与えられたセリフを朗読する時に、
私の読み方は、初めから最後まで抑揚がなく、
スピードも一定のまま流れていくと言われました。
ダメだしを受けて、
私は声や演技が暗くなるのが癖なので、
明るくいられるように意識していたつもりでしたが、
ただ明るいだけでは相手に伝わる表現にはならないと気付きました。
文章を読む時には、五感をフルに使って、
その情景をしっかりと思い浮かべていないといけません。
そして、自分なりにしっかりと4Wを作りあげることで、
自分の感情や出来事に対する「気づき」が生まれてきます。
それを習ってから、もう一度しっかりと4Wを想像して
文章を読んでみました。
気づきが生まれることで、
文章に間ができたり声の緩急がつくようになりました。
明らかに、文と文の間や緩急の付け方が、
パターン化されていた今までの私の読み方とは違い、
自分でも相手に伝わりやすなったと言われました。
演技が自分本位にならないのがコツ
レッスンをすることで
演技とは自分がしたいことをするのではなく、
自分の置かれた状況や一緒にいる人を、
よく見て、よく聞いて、しっかり感じることを通して、
見ている人が求めることをするべきなのだと再認識しました。
周りを感じながら演じることは、とても難しいですが、
これからは今以上に経験を積んで集中力をつけて、
そのふたつを両立していくことを身につけたいです。