発声と朗読 過去問通りだからこそ対策しておこう
4人1グループで練習部屋に行き、10分間発声と身体表現の練習
本番は1人ずつ試験会場に入り、試験を受ける
受験生1人につき、試験官2人(マスクを外す)
【発声】
受験番号◯番、(名前)です。
出身は、◯◯で、学校は△△を卒業する予定です。
年齢は、××歳です。
【朗読】
こんなものが書かれていた。
1コマ目には、左手側が海になっている道を、
遠くからこちらに向かって走ってくる車の絵。
3段3つに切ってあるコマは、全て車の走っているさまが描かれている。
2コマ目には、鳥打帽を小意気にかぶった少年がでかでかと描かれていた。
少年が乗った車は、スピードを上げて、
堤防と書かれた標識の横を突っ切って行った。
3コマ目で僕は目を疑った。
その少年は砂埃をあげながら爆走していた車から、
今、まさに飛び降りようとしていたのだ。
僕は息を飲んだ。こんな漫画見たことない。
確かに僕は今、少年が乗った車の風を全身で感じていたのだ
※中条省平「黎明期のマンガ進化論」『芸術新潮11』
新潮社,2020年11月25日,52〜53ページ
動作 エチュードのコツを抑えておこう
以下の内容をしぐさのみで表現する。
《設定》
スマホを見ながら歩いていると、後ろから誰かに呼ばれた気がした。
振り返るが誰もいない。もう一度歩き出す。
突然数人の生徒が階段から降りてきてすれ違う。
驚いて携帯を落としてしまう。
通り過ぎた人の方を向きながら携帯を拾う。
携帯が故障していないか確認しながら歩き出す。
(そのまま退場する。)
面接 具体的に話に一貫性を持たせよう
・志望動機
・高校時代の部活について
・好きな役者
・特技、これまでの経歴など、面接シートから各自にあった質問
傾向と対策
映画学科は、公募推薦なども含め、
例年と出題傾向が変わることは、ほとんどないようです。
基本の問題が多いからこそ、しっかり対策をしておきましょう。
動作のエチュードの際には、目の前の情景をしっかり作ることが大切です。
ただし、台本通りの説明的な動作では、
他の受験生と差別化することが非常に難しい課題といえます。
台本からインスピレーションを受け、オリジナリティを出すこと、
台本から逸脱せずにそれを行うことは至難の技で、
とにかく場数が必要と言えるのは、演劇学科演技コースと同様です。
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