《1日目》
面接 面接表記入の練習も必要
面接票の内容を元に、各自に合わせた質疑応答。
面接票の記入時間は10分〜15分程度
《面接シートの内容》
名前・住所・高校名・生年月日
資格の有無・経験の有無
特技・趣味・心に残った映画や文学、舞台、ラジオ等
志望理由・将来の希望
面接は3人ずつ呼ばれ、面接官は受験生1人に対して2人。
時間はおよそ3〜5分
・成績と欠席数について
・筆記試験の手応え、印象
・所属していた部活について
・将来の希望についての詳細 等
《2日目》
台詞 エチュードのコツを抑えておこう
①待機部屋で台本を渡され、10分間練習(声を出したり、動いて良い)
②以下の台詞を紙芝居をしている役者として演じる。
台本の台詞を読み、そのまま続けてその後に続くシーンのエチュードを行う。
出展:レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー」
ある秋の嵐の夜、わたしは1歳8ヶ月になったばかりの甥のロジャーを
毛布にくるんで、雨の降る暗闇のなかを海岸へおりていきました。
海辺には大きな波の音がとどろきわたり、白い波頭がさけび声を
あげてはくずれ、波しぶきを投げつけてきます。
わたしたちは、真っ暗な嵐の夜に、広大な海と陸の境界に立ちすくんでいたのです。
■ 試験官からの指示
・台詞からエチュードまでで1分程度
・台本は持ったまま行う
・床に引かれた線より前に出ない
・部屋にあるものに触らない
・人により、演技を途中で止められ、指示を追加される場合もある。
身体表現 難易度の高い振付練習
①7人1グループで部屋に入り、16エイトの振り入れ
②10分程度で前半8エイトの振り入れ。先生と一緒に2回ほど踊る
③10分程度で後半8エイトの振り入れ。先生と一緒に2回ほど踊る
④3分程度の休憩後、受験生のみで4回ほど踊る
⑤先生と再度ゆっくりカウントで確認
⑥鏡を見ずに2回踊る
⑦3人〜4人ずつ分かれて、2回発表
分からなくなった場合は、自分で振りを作るよう指示があった
<使用楽曲>
ミュージカル「Crazy for you」」より「Slap that bass」
歌唱 加点ポイントをつくろう
曲名を言ってから、アカペラで歌う。
それ以外の指示は、特になし。
傾向と対策
歌唱のアカペラは毎年出る定番試験です。
・声が出ているか
・音程が取れているか
・相手に届けようとしているか
・曲の世界観を表現していると加点ポイントにつながる
・音程が取れているか
・相手に届けようとしているか
・曲の世界観を表現していると加点ポイントにつながる
身体表現は、ダンス未経験者には難関でした。
同年度の学校推薦型選抜入試で、数年ぶりに出題された振付の試験ですが、推薦時よりもさらにレベルアップしていたのも特徴です。
ダンステクニックが必要なものが多く、
ダンス未経験の受験生には過酷なものだったのではないかと思います。
「リズム感試験の動画」では、ゆっくりカウントでも踊っていますので、
ぜひチェックしてください。
台詞に関しても、例年、学校推薦型選抜と一般入試は
比較的出題傾向が似ていたのですが、また出題の仕方が変わりました。
エチュードは場数を踏んで、取り組み方を身につけたり、
自分の世界を広げる引き出しをたくさん持つことが必要ですね