本当に上手い役者がしていることは?
演技レッスンですべきことは?
考えること&感じることを同時にする演技スキル
演技している時、あなたは何を考えていますか?
役になり切ってますか?
役になり切るって、一体どこまで、役に入り込んでいる事でしょうか?
演技は、そもそも、本当に近い嘘です。
悲しくて泣いている時に、あの場所に行って泣こうとか?
考えてはいませんね。
しかし、演技で泣いているときは、決められた場所で泣かなければいけないとか、泣いたら、人が呼ぶので、右を向かなければいけないとか・・・
約束事があります。
泣くことに集中して、相手のセリフが聞こえない、立ち位置に入れない、それらはあってはならない事です。
演技では、次の行動が決められています。【予定がある】のです。
しかし、演技が【予定調和】ではおかしいことになります。
次起こることが分かっていてはいけないからです。
次行う行動を意識的に取った直後から、感じることに集中しなければなりません。
行動からストーリーを作るエチュード
演技してるときには、【考える事】と【感じる事】を同時にしていることはお話ししました。
今回は、【考える課題】と【感じる課題】を同時に出してエチュードして貰うレッスンをしました。
しかも、【考える課題】では、自分のタイミングではなく、指示を出されたタイミングで、動いて貰うと言う課題を更に出しました。
これ、ものすごく難しい~
順番を考えると演技が疎かになり
演技に集中すると順番を、間違えてしまう。
ご自宅で出来ます。
演技レッスンとしてチャレンジしてみてください。
◆生徒の感想
レッスン前後の比較
いつものエチュードとレッスンしたあとのエチュードを比べてみました。
余分な動きが減り、【癖の動き】から【表現としての動き】になりました。
また、テンポも良くなりました
手順 やり方
①音楽のリズムにあわせて動きを決める
例えば...
・123→歩く
・4→手を床に着く
・567→自由
・8→飛び退く
②早いリズムや遅いリズムでカウントに合わせて行動しストーリーを作ります。
③最後には、音楽を使わないで、同じエチュードをしてみましょう。