役者にとって必要なスキルは【感じること】と【考えること】を同時にする事
演技レッスンで、感じながら考えたら...
いまを生きる
【いまを生きる】と言われて一番に思いだすのが、私は名優ロビン・ウィリアムズの代表作とも言える青春映画です。
『いまを生きる』
過去でも未来でもない、今、その瞬間を生きることの大切さを、先生役のロビン・ウィリアムズが生徒に説いていく青春映画で、アカデミー受賞作品です。
青春映画と言っても暑苦しいスポ根モノではなくちょっと知的で感動的な作品です。
役者を目指す人も、映画大好きな人も、一見の価値のある良い作品です。
その瞬間を感じ、その瞬間を大切にという点において、まさに、役者にとって必要なスキルと重なりますね。
演技するということは、感じることと考えることを同時にすることです。
セリフがあって、暗記して、稽古してきた雰囲気を固めてお行くことではありません。
なんど同じシーンを演じたとしても、その瞬間の空気を感じて、新鮮に演じる必要があります。
なかなか、言葉で言うのと、実践するのでは勝手が違いますね。
演出家 【もっと、その瞬間を感じて! その場で呼吸して!】
演技エクササイズは予定調和がなく、瞬時に考えるので、つじつまが合わなかったり、大爆笑も湧き上がります。
それこそを、楽しむ気持ちで行いましょう
今を生きるエチュード
① 何かしらの設定を演じる ある程度、その設定に集中できる時間まで行う (一人)
② 演技者のタイミングを見計らって、第三者が【今、何をしてるの?】と聞く
③ 演技者は、何をしているか、その瞬間に、今している事ではない事を瞬時に考え、答える
④ 次の演技者は、その設定を瞬時に演じ始める (一人)
▸注意
何をしているか、答えを準備しない事。
その瞬間に考えましょう。
設定を演技し始める時は、直ぐに始めましょう。
演技し感じながら、瞬時に考え設定に少しづつリアリティーを持たせていきましょう。