IZUMIの豆知識

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多摩美術大学 演劇舞踊コース 総合型選抜(2021) 合格者が試験内容教えてくれたよ

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小論文 書き慣れておくことが何より大切

「見ることと演じることについて 自分の専門的見解を用いて書きなさい」

上記のテーマで、90分
900文字程度で書くという内容でした。

傾向と対策

・論理的、客観的な意見を入れて書けているか
・一般論だけでなく、自分の見解も裏付けや理由を述べながら書けているか
・丁寧に最後まで書けているか

身体表現① 基礎的な身体の素養・体幹

【12人グループで行う】
・各自ウォーミングアップの時間10分程度

①右手を大きく振る(5〜10分程度)
②同様に左手を大きく振る
③両手で行進するように大きく振る

■ 試験官からの指示
・振り下ろす速さ、リズムを変える
・腕についてくる身体の変化を感じる

④ジャンプ(10分程度)
⑤右足をキックするように振る
⑥左足をキックするように振る
⑦キックとジャンプを自由に変えながら行う

■ 試験官からの指示
・ジャンプの時は、つま先まで伸ばす
・身体の力を抜く
・キックの足の位置は色々な場所に変える

傾向と対策

・体幹との手足のつながり(屈伸)
・呼吸を変え、緩急を意識出来ているか
・手先まで伸びているか
・手足の可動
・身体がぶれないか
・ウォーミングアップの際も、空間認知力を見られている

身体表現② リズム感テスト

【6人グループで行う】

①メヌエット調の曲に合わせて歩く(2〜3分)
②6人で円になり、曲のリズムに合わせて手を叩く
③1人1人、前の人と違うリズムで手を叩く
④手で叩いたリズムを足で表現
⑤立ち止まって手でリズム表現、歩いてリズム表現を交互に繰り返す
⑥叩いたリズムを手を使って表現
⑦自分のタイミングで、手を叩く、足だけ、手で表現などを、
 全てミックスさせてリズム表現

※グループによっては、
後ろ歩きや、身体全体のリズム表現などが行われた

【1人で行う】
①6人グループの時とは違う曲で歩く
②その場で30秒程度、身体全体を使って表現

演技実技 基本の「キ」が詰まった試験

【セリフ朗読】
・題材
「銀河鉄道の夜」冒頭
「走れメロス」冒頭
上記のどちらかを自分で選択する

①ウォーミングアップと練習時間(5分程度)
②受験番号順ではなく、ランダム指名され、一人ずつ朗読発表

「ではみなさんは、そういうふうに川だと云いわれたり、
乳の流れたあとだと云われたりしていた
このぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか。」

《出典:「銀河鉄道の夜」より》 
先生は、黒板に吊つるした大きな黒い星座の図の、
上から下へ白くけぶった銀河帯のようなところを指さしながら、
みんなに問といをかけました。

カムパネルラが手をあげました。それから四五人手をあげました。
ジョバンニも手をあげようとして、急いでそのままやめました。
たしかにあれがみんな星だと、いつか雑誌で読んだのでしたが、
このごろはジョバンニはまるで毎日教室でもねむく、
本を読むひまも読む本もないので、

なんだかどんなこともよくわからないという気持ちがするのでした。

ところが先生は早くもそれをみつけたのでした。
「ジョバンニさん。あなたはわかっているのでしょう。

《出典:「走れメロス」より》
メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。
メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。
笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。

けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。
きょう未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、
十里はなれた此このシラクスの市にやって来た。

メロスには父も、母も無い。女房も無い。
十六の、内気な妹と二人暮しだ。この妹は、
村の或る律気な一牧人を、近々、花婿はなむことして迎える事になっていた。

(1)自分のプラン通りに読む。
(2)1番大きな声で読む。感情は入れなくて良い。
(3)句読点を無視して読む。
(4)試験官を友達だと思って読む。

【掛け合い】
・題材
野田秀樹「パンドラの鐘」
オズとイマイチの掛け合い

番号順に役を交代していく
生徒2人ずつ、発表。(台本手持ち可)

★試験官からの指示★
・相手を感じてセリフを言う
・手を叩いて終わりの合図をするまで演技する

【エチュード】
10秒程度のフリー演技

★試験官からの指示★
・題名をつくる
・自分のことに関するエチュード
・小道具を使わない

面接 自分らしくイキイキと語れるか

・志望動機
・自己PR提出物から、各自にあった質問
・今までの経歴から、各自にあった質問
・大学に入ってからの目標

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傾向と対策

・大きな声、句読点なしの際は、声量と肺活量
・試験官を友達に見立てる際は、自然にできるか
・掛け合いは、初めての相手でも、相手を受けてセリフを言えるか
・最後まで集中出来るか
・具体的に自分らしく話せているか
・大きな声でハキハキと話せているか

出題の内容や題材は違えど、多摩美の試験内容は、 
身体表現も演技表現も、求められることは「素直さ」だと思います。 
 また、試験官の先生方からの指示が明確なことも特徴です。

 試験官の先生が指示してくれているヒント、ポイントに、 
素直に従い、またやりながら修正していくことも必要です。 

多摩美Webオープンキャンパスの動画でも、 言われていることですね。 
素直=何もしていないそのままの状態ではありません。

 体幹の強さ・身体の素養・声量などは、 訓練しないとなかなか身につきません。

 レッスンで、身体の基礎、取り組み方の基礎を 身につけていきましょう。

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