「動けない」「いつも同じ動き」
表現と癖はどうちがう?
演技初心者の方が陥ってしまう、演技の課題の一つ。
「動けない」「棒立ちになってしまう」
「いつも同じ動きになる」など・・・
他には、何だかいつも同じパターンのキャラクター、
台詞まわしになってしまうなど
そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?
無意識に選択してしまう動きやキャラクターは、
表現ではなく、あなたの癖かもしれません。
癖と表現の違いとは?
癖とは・・・
無意識にとる行動で、気持ちの良い選択つまり、「楽でやりやすいこと」
表現とは・・・
数ある可能性の中から意識的に選ぶ行動
つまり、「意識して行う、やりづらいこと」
人は、ついついいつもやることに安心感を覚え、
やりやすい方を特に考えずに選択してしまうと思います。
ですが、表現は、見え方・魅せ方を考え、不自然なこともありますね。
その不自然なことをどうにか正当化することが表現と言えるのです。
つまり、この台詞で立ち上がり、相手に3歩近づいて台詞を言い、
後ずさりをして、しゃがみこみながら、目線を外すなど、
段取りをいかに自然に見せるかという、
表現がいかに難しいかを感じるレッスンをしました。
クセと表現を学ぶ レッスン方法
① ある設定で演技を行う。
② 演技中に指示された行動を自然に取り入れる。
【レッスンのポイント】
指示された行動を自然に取り入れるためには、
行動の理由・目的を考える必要があります。
演技を止めてはいけません。
演技を続けながら、指示された行動を自然を取り入れていきましょう。