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演技レッスン 指先ひとつで世界が変わる 身体の細部まで意識をはらう 「ワンポーズ」
身体に責任感を持つ
細部まで気を配る意識付け
ピアニストにとって、ピアノが表現のツール。
ダンサーならば、身体が表現のツール。
歌手ならば、声が表現のツール。
では、役者の表現のツールはなんでしょう?
役者にとっての表現のツールは、
顔・身体・声。
つまり全身です。
楽器を表現のツールとしている人が、
楽器のメンテナンスやチューニングをするように、
役者も、
自分のツールを磨く
必要がありますね。
自分の身体に責任を持つ
例えば、同じ顔・同じように手を前に出し、跪いているポーズでも、
手がパーの時、手がグーの時、
手のひらが上の時、下の時と、何か感じるものは変わってくると思います。
手のひらが上でパーの時は、「助けて」の表現、
手のひらが前でパーの時は、「あっちに行って」の表現
手のひらが下でグーの時は、「頑張るぞ」の表現に見えたり、
自分の中でも感情が変わる
と思います。
この
ちょっとした違い
を敏感に感じ取り、
そして、身体をコントロールするために、
「ワンポーズ」というシアターゲームを行いました。
ワンポーズ レッスン法
【ワンポーズ】
① 順番にポーズをとっていく。
② テンポよくポーズをとれるようになってきたら、
順番を決めずにアットランダムにポーズをまわしていきます。
【ワンポーズ&ワンボイス】
ポーズをしながら、一言短い言葉を発声しましょう。
【ワンポーズ&セリフ】
① 1人がポーズをとったら、別の人がそのポーズにセリフをつけていきます。
② 複数の人でどんどんポーズをとり、別の人がポーズにセリフをつけます。
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