子供演技クラスでは、頻繁に感情トレーニングをします
意味や台本はありません。ただ、泣く、ただ怒る
子役のオーディションでは、
【泣くだけ】【怒るだけ】を要求されることが多いからです
【え?理由もないのに泣くの?】
【それって、嘘の演技じゃない?】
と思いますか?
初めての生徒さんには、泣いたり怒ったりする、気持ちの背景を丁寧に説明します。
感情の背景を作ったり
悲しみの過程を何かに置き換えたり
最終的には、その設定を想像して貰えるように導きます。
しかし、オーディションだと、その過程を吹っ飛ばして
【さぁ泣いてみよう】
と要求されること多いんです
理由から説明して、感情を作るなんて、手順は無い
ですから、ある程度レッスンで泣くことが出来る生徒には、
前の段階を吹っ飛ばして
【さぁ、泣いてみよう】
となります。 出来るんです
スイッチの入れ方を会得した生徒たちは、理由なく気持ちを動かして、
大粒の涙を流します。
厳密にいえば、生徒たちが、勝手に理由を探すことが出来る様になります。
【なにかしらの理由で泣く】
【なにかしらの理由で怒る】
これが出来る様になります。
ただ、多くの生徒が、泣くことは早く出来る様になりますが、
怒ることが難しいようです。
日常生活の中で、
泣くボルテージは高い
怒るボルテージは低い
のかもしれません。
面白いことに、これは大人の演技クラスでも同じ傾向にあります。
そんな時は、意味ではなく、イメージで気持ちを動かすことをレッスンします
頭からケムリが出ている
口から火を吹いている
体中が、燃えている...
子供のイメージをつかむ力は、大人より早いと感じます
可能性を広げる為に、【出来ない意識】を持たせないようにしています
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