第一期 セリフ表現・エチードの内容
W.シェイクスピア作「ヘンリー五世」白水舎P.10〜P.12より抜粋
説明役
おお、創造の輝かしい天頂にまで炎を噴きあげる詩神ミューズよ、なにとぞ力を貸したまえ、
舞台には一王国を、演ずる役者には王侯貴族を、この壮大な芝居の観客には帝王たちを与えたまえ!
そうすれば武名高きヘンリーも、王にふさわしく、軍神マルスの姿をとって登場し、
その足もとには飢餓と険と火が、靴紐につながれた猟犬のように控えたでありましょう。
だが、皆様、どうかお許しを、われら愚鈍凡庸な役者たちが、この見すぼらしい舞台で、
かくも偉大な主題をめぐる芝居をあえて演じますことを。
この闘鶏場のごとき小屋に、はたしてフランスの大戦場を
収めうるでしょうか?このO字型の木造小屋にかのアジンコートの空をふるえおののかせた
おびただしい書を詰め込みうるでしょうか?
ああ、どうかお許しを!このOの字は数字で言えばゼロですが、
末尾につけば百万をあらわすことができます、
そして百万にたいしてゼロのごときわれらは、
ひとえに皆様の想像力におすがりするほかありません。
どうかご想像願います、いまこの小屋のなかに
イギリス、フランスの二大強国が閉じこめられ、
それぞれの突き出たそそり立つ前線は危険な海峡によって引き裂かれていると。
われらのたらざるところを、皆様の想像力でもってどうか補ってください、
一人の役者は千人をあらわし、そこに無数の大軍がいるものと思い描いてください。
われらが馬と言うときは、誇らしげな蹄を大地に印する
馬どもの姿を目にしているものとお考えください。
一期の演技は渡された台本の内容を理解するのがとても難しいものでした。
ここではセリフ表現、演技ともに自分の頭の中でシーン化してから臨むようにすると、
良い結果になると思います。
内容そのまんまに解釈すると、迷ってしまうと思いました。
第一期 歌・身体表現の内容
・歌→
1分程度で、自分の世界を表現してください。
これに関しては前から予想できる問題でみんな練習してから来ると思うのですが、あくまでも自分本位にならず相手に伝えるということを忘れずに。
・身体表現→
今年初めての、「曲にストーリーをつけて身体表現をする」という内容が出ました。
しっかり曲を聞いて自分の世界を広げ、ストーリーを演じる時にはそれをリセットして今を生きるように表現しましょう
リズム表現でもあるのでストーリーとリズムに乗るところをしっかりつくらないといけません。
第二期・セリフ表現・エチュード
・セリフ表現→
今回はロミオとジュリエットの台本が渡されました。
なので、内容も非常に理解しやすくみんなが取れる部分だったと思います。ここでも頭の中でしっかりシーン化を。
・エチュード→
「テーマは家族で一人三役で1分程度演じる」
1分がとても短いです。最低限、見てる人がテーマは家族と理解できる。1人3役をこなす。
という部分が大事だと思います。
あとは、ほんとに演技が好きか、その世界を表現できているかが大事になってくると思います。
第二期 身体表現
今年は歌を歌いながらの身体表現でした。
これは自分はなんとも言えないのですが、しっかりリズムを取れている、
音程を外さない、動く、ということが大事だと思います!
傾向と対策
ここ数年、毎回新しい試みが試験されてます
2期では、人数が少ない分なのか?一人でのエチュードもありました。
特に、シェークスピアなどの長いセリフは、
セリフ表現の後に、そのシーン化もあり受験生には難関だったようです。
演技経験が全くない方は、対策が必要かもしれません。
また、ダンスは動くだけではなくて、そこにストーリー性を持たせたり、
自由課題の歌でも、動きながらを要求されたりしてきました。
毎年、毎年、難易度が上がってる感じします.。
すべてあなどれません!
駆け込んでくる受験生の多くが、試験不合格で、焦ってレッスンに来ます。
早め、早めの受験対策をおすすめします
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