Sleep No More スリープ・ノー・モア
延長の公演を続けている、話題のオフブロードウェイ作品があると聞いて、あまり、下準備せずに、見に行ってきました
噂では、【怖い】 【衝撃的】 【体験型】 【驚いた】
そんな、コメントが、ネットで飛び交っていたので、非常に楽しみだったのですが。。。。
チケットの入手方法がネット予約しか無く、しかも、ほとんど売り切れ!
仕方なく、1本みたら、走って移動の2本立て強硬スケジュールを敢行
地区は、チェルシーのしかも、少しはずれ・・・
そのうえ、結構、終演時間も夜中に近い・・・・
やばいかな~~と思いつつも、【観たい】衝動に、友人を説得して、半泣きで、寒さの厳しいNYの街を走って、見に行きました。
到着すると、すでに、暗い路地裏で人が並んでいる
どうやら、チケット持ってないのは私たちだけらしい・・・・
黒服の係りの人に、チケット無いのだが並んでいると告げると、OKしてくれた
だが、半分、通じているのか???
不安、半分、寒さ満点、すでに、気分は、得体のしれない処に迷い込んでしまった不安で、変なテンションが上がってきた~~
場所は、本物のの廃墟になったホテル
このホテルは1939年に完成し、ニューヨークで最も華やかでデカダンのホテルになるはずであった。
だが、第二次世界大戦の開戦から2日後、開業予定の6週間前に閉鎖され、開業することはなかった。
(現代ビジネスより)
ね~~これだけで、ゾクゾクしちゃうでしょ~~ コートや荷物を預けられ、暗い廊下を抜けると、バーにつく
ここで、入場を待たされる
なんだろか~~~?
で、名前、よなれると、次に、少人数のグループで、メチャ狭い部屋か空間にあつけられるのです
そこで、白いマスクをわたされるわけ
そこで、
観客は仮面があたえられ、決して仮面を取ってはならないこと。
それと、口を開くのは許されない、しゃべってはいけない、絶対に!
と強く言われるのです。
で!やっぱ、友人やってくれました!
後ろに調節用のヒモがあるのですが、それを、後頭部ではなく、ねずみ小僧みたいに、顔の前で閉めていたのね~~~
そしたら、説明の女性がピクリともせず、友人のマスクのヒモを、【これは後ろで調節します】とサラリと、かわして直してくれた
も~~~その時から、異様な空気は流れているわけで・・・・
誰も、笑いません
ま~マスクしてるから、表情はわからないけどね・・・・
で、さらに小さな部屋に入れられると、動き出したので、エレベーターに乗せられたんだ~って思ってたら、一人おろされた
次の人、たぶん、その人の
お友達が下りようとしたら、止められて、ドア閉まっちゃった!
結局、その人だけが、真っ暗な階で下されちゃったのです
怖いよ~~~
ひぇ~~~帰りたいよ~~~
エレベーター降りたら、何の説明もなし
人もいない
階段使って、上に下にただ、気分の向く部屋を覗いていく
でも、目が慣れてないのか、真っ暗で何も見えない
少し目が慣れると、沢山の大小の部屋や、広い墓場や、野戦病院みたいな部屋や。。。。
変なにおいや、虫の鳴き声する部屋や・・・・
意味を追ってはいけないんだ
ってことが分かってくる
そこにおいてあるものを、自由に触ったり、手紙を読んだり・・・
入院病棟らしい
座ってみた
アメ屋さんみたい
自由に食べていいんですよ
食べてみた
そうすると、みんなマスク付けてるけど、
マスクしてない人が、急に何か始めるのです
しかも、複数の役者がいるので、ひとしきり芝居が終わると彼らは、まちまちにどっかへ行っちゃうから、私たちは、役者を選んで追いかけることになる
追いかけると、そこで、またその人物の続きを見ることになるわけ
だから、観てないシーンがおそらく沢山あるんだろ~な~
って途中で気が付くので、いろんな人物を追いかけまわす
ただ、走るんだわ~役者が!!!
しかも、階段だよ! 6階建てぐらいらしい・・・
ダンスと違うキンニク使った・・・
役者の隣に座って、自分も役者ですって雰囲気出してる人
役者から、なにか持たされる人
部屋に座って、ただ動かない役者参加しれいる人
ま~~~お客さんも、リピーターが、ウザイほど、何かやってる・・・・・
なにが、面白いかって、感じ方が、十人十色
ただ、役者は喋らなく、客が鼻先ぐらいの近さで、緊張感マックスの芝居をしていく
何よりも感心したのは、その状況で、
迫力満点のダンスや、ペア、リフト アクロバティックな動きを、非常にスピーディーにこなす、ダンサーたち
一歩間違えたら、ケガしてしまいそうな、疾走感 観客にぶつかりそうな場所での、アクロバット
テクニック、コントロールのスキルが無いとできませんね
勿論、役者皆さん、プロのダンサーですが・・・
ネタばらしはしないほうが良いと思います
見に行かれる方は、是非、カンに任せて、追いかけて、走ってください
最後は、なぜか、100人以上かな?
アチコチにいたはずのお客さんが同じ場所に行けるようになっていて、最後のシーンを観て終わりとなります
この、演出も見事ですね
なんで、同時に、皆が同じ場所に行けるか
計算されてます
興奮したまま、ふら~~ってしてたら、、最初のバーに行きつきます
あ~~~友人が バーで座ってる?!
そうです
いつの間にか、はぐれます、一人で頑張ってください
バーで合流して、何見た???
誰を追いかけたの? いつ、はぐれたんだ??
って興奮気味に、話してたら、夜もだいぶ更けてた~~(帰りが怖いよ~~)
最後、バーでは、演奏がされてました
【マクベス】をモチーフにしてますが、関係なく楽しめます
言葉、しゃべりません
ダンス過激にあります
全裸シーン ケンカシーン あります
暗いです、走ります
~観る?観ない?~
これは~~芝居居意味が無くても、この体験は刺激的だと思います
体験型の演劇は、以前も経験がありますし、
私自身が、演出をしたこともあります
でも、この、作品は、類が無いです
ただ、夜間遅く、深夜に終る回もありますし、少し、人里離れたところを、数分歩きます
または走りますので、土地勘がない方は、タクシーが良いかもしれません
入口で~す
重そうな大きな鉄のドアです
すごいにゃ~~~~