芝居の稽古で、役者が苦戦するうちの一つに立ち位置がある。
現在、クリスマスパフォーマンスに向け詰めに入っているIZMICの生徒さんも、自分のセリフは覚えたものの、なかなか動く事が出来ずに苦戦している。
役者同志が、一列になってしまったり、近すぎたり、団子に固まってしまったり・・・
演技初心者の皆さんに多いのが、セリフを言う時に、歩いて、セリフが無いと電池が切れたみたいに止まってしまう、ロボット型。
セリフのある人が勇気を出して、誰かに詰め寄ったりしても、聞いている演者が立ちんぼうさんで、セリフを言っていた演者は、行く手を阻まれ、立ち往生。そんな光景をよく見かける。
動物にそなわっているテリトリー=縄張りの感覚が薄い人間には、人との具体的な距離感を図るのが難儀である。
しかし、大小の差はあっても、人間にも必ずテリトリー感覚はある。
それが演技の最中は、自分の事で一杯になり見落とされがちになってしまい、距離感、立ち位置も上手くいかなくなる。
そんな時は、相手役との【間合い】に注意しよう
【間】・・・時間的な、感覚的な間。
【間合い】・・・相手との適度な距離感。
この【間合い】が取れないと【間抜け】になってしまう。
【間】に【合わせる】、これが難しい。
最初は、演じてる時に、相手との距離感を一定にしたり、近づいたり、離れたり、それを意識的に心がけてみよう。
動くには、理由がある。その理由がハッキリしないから動かない、動けないといった悪循環になる。
セリフを聞いているとき、聞いたセリフに対してどう思ったのかが、
動くヒント!
どう思ったのかがハッキリすれば、セリフが無くても、気持ちよく動けるようになるはずです。
距離感をつかめないと、こうなる↓↓
【人】の【間】と書いて、【人間】である。
つまり、人間関係には、間が必要と言うことだ。親子でも、恋人でも、友人でも・・・間が近すぎるとお互いが窮屈。相手を攻めすぎず、逃げ道と言う【間】を作ってやることが大事なんかな~。
一方的に、熱烈に距離を縮めすぎると・・キャァ~ストーカーになってしまう。
好き好き~って、一方的に言われても引くし。。。
何も行動に起こさなければ、何も生まれない・・・
【間合い】を図る・・・生きるって、難しい~~