基本的生活習慣は3才を目安に
子供が身につける生活習慣には
《基本的生活習慣》睡眠・食事・トイレ・清潔・衣服
《社会的生活習慣》あいさつ・礼儀・学習
などがあります。
生活習慣は、子供が健康に育っていくための基盤です。
基本的生活習慣のみだれは、のちに「学習意欲や体力の低下の原因にもなりやすい」ともいわれています。
0才は親とともに
3才を目安にベースの生活習慣を身につけてゆきます。
3才になると「どうしてその生活習慣が必要なのか」理解し始めます。
3才で、ある程度自分で出来るようになると、「自分でできた!」という自信と意欲が生まれます。
この気持ちは、自己肯定感にもつながっていきます。
ただ、基本的生活習慣は自然と身につくものではありません。
大人がちゃんと教え、「見本」「援助」「見守り」を使い分け、子供達に身につけさせていきましょう。
さて、今回はレッスンの一環としてスタジオでも行っている生活習慣【整理整頓】について、取り上げていきます。
物の整理は、頭の整理
レッスンでは
・前日にレッスンに必要なものを用意する
・靴を脱いだら、そろえる
・レッスン前に、使うものを決まった場所に出す。
・備品を使ったら、決まった場所に片づける
・帰り支度をする(バックにしまう)
・レッスンでやったことを、レッスンノートに整理する(小学生以上)
など毎回行っています。
あらためて書き出してみると、なんと様々な【整理整頓】があることか...
実際の物の片付け
空間の認知と把握
物事の整理
思考の整理
年齢の小さなお子さんは、まず物の片付けから始まりますね。
使ったおもちゃを、決まった引き出しにしまう
歯ブラシをいつもの場所に戻す
ゴミはゴミ箱に捨てる
大人が、毎回毎回根気強く言い続け、そして習慣になります。
決まった場所に整理しておくとわかりやすい・使いやすいことも学びます。
年齢が上がるにつれて、それが物事の記録の整理や、思考や意見の整理にもつながります。
整理整頓の【概念】や【良さ】を理解していると、「整理されているほうがわかりやすいよね!」という考えからスタートできる!というわけです。
おもちゃや歯ブラシの片付け(整理整頓)は
頭の整理整頓に繋がり
社会にでて、仕事を効率よくこなしたり、物事の優先順位を整理することに、繋がります。
そう!出来る奴になれるかも!?
今日もスタジオでは、3才のちびっ子たちが自分でレッスン前の準備をしています。
【自分の荷物を出す~しまう】だけでも大変です!
すぐに大人がやってしまいたくなりますが、グッと我慢して【子供の可能性をつぶさないよう】見守ります。