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表現の幅を広げる方法を学ぶ 考え方を学ぶことで、受験当日も役に立つ!演技実技講座

演技実技の受験対策  
2020年8月夏期講習 第3回開催

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日芸、多摩美、玉川、桐朋、桜美林など、
憧れの大学に合格するために必要なことをまとめてレッスンする
演技実技対策の集中講座

第3回のテーマは、「表現の幅を広げる」こと。
自分の身体・声などの表現や内面をよく認識し、
変化を感じることを行ってきた前半戦でしたが、
それを踏まえ、引き出しを増やす方法や考え方を学んでいきました

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2020年8月15日(土)

◆自分の身体の状態を自覚する

・ベーシックセブンと体幹トレーニング

8月の集中講座の間は、
毎週自分の身体と向き合うことからスタートします。

まず役者としてフラットな状態、 
なんでも出来る身体を作るために、
姿勢を整えること、柔軟性を上げることは非常に大切なことです。

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◆過去問 身体表現の採点基準

多摩美術大学や日芸などでも頻出の課題
「音を使ったエチュード」は、
身体に対する理解力・意欲生・独自性・・・など
身体表現の採点基準ポイントを踏まえて行いました。

音がかかると、その意味を説明したり、ストーリーを作りそうに
なってしまう方もいますが、
受験では、意味やストーリーなど、頭で考えたものではなく、
身体からの発露を重要視する場合が多いです。

また、先週までは自分の身体に正直に、音に正直に表現することでしたが、
今回は、そこにさらに「相手を見ながら」を加えました。

例えば、相手との骨盤の高さを意図的に変える
相手とのリズムを意図的に変えるなどを行いました。

身体を先に動かすと、感情が後からついてきて、
どんどん表現が広がっていくことを実感出来ました。

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◆空間を埋める

まず、自分のテリトリーを決めます。

ういろう売りのセリフを言いながら、
自分のテリトリーに誰かが入ってきたら、
場所を移動していき、複数人で立ち位置をどんどん変えていきます。

相手と一緒に空間を埋めることを考えながら、
動いていくことがポイントです。

時には、相手と同じタイミングで、同じ場所に動いて鉢合わせたり、
その時にセリフや感情に変化が出たか?

また、時には、走りながら移動したり、あえて動かない瞬間があったり、
その時に、自分の中で変化を感じることが出来たか?

など、感じることで、自分には何かを見つける、
表現の幅を広げることが出来ました。

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2020年8月16日(日)

◆本当に身体を使うこととは

ベーシックセブンなどで、身体を整えたら、
キッズ体操などの体幹トレーニングなど、
身体を強くする運動を行ったら、
「その身体を使えるようにする」ことが次の段階です。

ペアになり、体操のカウント・リズムを言う人、
運動をする人で役割を分けます。

言う人は、運動をする人の身体を見ながら、
本当にそのリズムで良いか?相手を感じながら、
声を使ってテンポを変えたり、
アドバイスをし、見る力を養います。

運動をする人は、カウントの声を聞きつつ、
本当にそのテンポが1番身体を使えているか感じながら、
運動します。
必要であれば、自ら運動のテンポを変えることも出来ます。

そうすることで、自分の身体と話をし、
身体を使うとはどういうことなのか、身体で理解していきます。

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◆リズムを作る〜ポーズまわし〜

前半2回は、個人で行うワークをたくさん行ってきましたが、
後半からは、「人と関わること」も行いました。

みんなでリズムを作り、ポーズや声を真似していく、
「ポーズまわし」を行いました。

みんなで作る、誰かの真似をすることで、
自分の引き出しにはない表現を、相手からもらうことができます。
また、リズムをつくると、自分にないスピードも取り入れることができます。

つまり、リズムを作ることで、
早すぎる・遅すぎるなど知らず知らずのうちに、
クセになっているリズムから脱却することが出来ます。

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◆表現の幅を広げる〜目線を変える〜

ペアになり、一人はういろう売りを言います。
もう一人は、相手の目線の位置を指示します。

例えば、目線が下がると低い声になったり、
速く指が動くとセリフが速くなったり、、、
目線が変わり、自分の声の大きさや高低・声色が変わると、 
自然と感情も変わったようです。

相手の指示は、あ、こういう感情でも言えるのか、としっくりくることもあれば、
あれ?これはイマイチだ、としっくりこないものもありましたが、
自分の考えていたことと全然違う表現・違う感情が出てきた
という感想が多く出てきました。

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◆表現の幅を広げる〜句読点を変える〜

野田秀樹さんの作品の一節を表現しました。

最初は、全員が、言葉通りの意味、
書いてある通りの句読点の場所で区切り、セリフを言いました。

それでは、全員同じ・代わり映えのしないお芝居です。
受験では、頭一つ抜けることが出来ません。

そこで、句読点を無視して、ずーっと一気にセリフを言いました。
そうすると、句読点を無視するところ、
句読点・間をしっかり取りたいと感じるところなどが、はっきりしていきました。

目線の時と同様に、自分のプランではないもの、 
新しいものが出てきて、自分の引き出しが広がったことを、
受験生全員が実感することが出来ました。

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表現の幅を広げるには、
自分でチャレンジしたことがない未知の領域にいかないと、
新しい発見はありません。

ですが、未知の領域を自分で切り開くには限界があります。
だからこそ、相手がやってないことをやったり、
相手に思いっきり同調してみたり、
相手をよく見て、良い意味で利用することで
引き出しは増えていきますね。

この考え方が身につけば、
例えば受験会場でも、集団で行う試験の時は特に、
相手と違うことをやるアンテナが働くようになるでしょう。

第三回の様子はこちらから▼

2020/8/1,8/2 開催 第1回ワークショッップの様子

2020/8/8,8/9 開催 第2回ワークショッップの様子

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