役者になるぞ!という方じゃなくても、
せっかくの機会だから参加してみよう!
そんな風にオンラインがきっかけで参加してくれる方も多く、
社会人や主婦さんも集まり、
賑やかになっているオンライン演技クラス!
本日の主役Tさんもそのうちのおひとりです。
「役者を目指す」というわけでなくでも、
演技を学ぶことは、他者とのコミュニケーション・脳トレにもなり、
社会の中で生きる手助けになる、と感じて下さっています。
そんなTさん、「私は気が弱い」というお悩みが。
そんなお悩みにスポットを当てて、
「気が弱い」「人見知り」を演劇的観点から
座学で学んだオンラインクラスのレポートです。
これを読めば、あなたも勇気が湧いてくるかもしれません
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『演技を学び自信を持った自分に』
演技を学ぶということは、
社会の中で生きるための手助けになることを感じ始めています。
IZUMI先生より何かリクエストあるかと聞かれ、自分の課題、
笑う顔しかつくれなかったり 感情トレーニング で、
顔から動いてしまうので、上手くできるようになりたいのだ。と相談しました。
その時、「気が弱いから。。。」と自己分析し、
「気が弱いを改善したい」というリクエストを出しました。
IZUMI先生よりすぐに、
「明日一日大きな声で話をしてみて」
とアドバイスをいただき、実践しました。
すると・・・
大きな声で話すと、人から聞き返されず、
話すことが嫌ではなくなり、楽しくなったのです!
先生どうして??
「いつもとなんだか違う感じ」を感覚的にキャッチできたら、
今度は、理論で「気が弱い」についてレッスンしてもらいました。
まずは、
「気が弱いことの意味と原因を知り、対策を考える」ことからスタート!!
「気が弱い」原因とは・・・
・褒められたことがない
・ トラウマによる
・ 自己肯定感が低い
・生育環境で過干渉があった など・・・
つまり・・・様々な要因により、
「自信がないこと」から気が弱いと感じると考えます。
ということは、
気が弱い に打ち勝つ方法は・・・
「自信をつけること」
では、その「自信」をつけるには何をするのでしょうか?
具体策は・・・
・大きな声を出して話す
・外見を変える
・胸をはる
・姿勢をよくする
・体幹を鍛える
・相手の目をみる
・明るい服をきる
・化粧
・アクセサリー など・・・
自分自身を上げるためには、「見た目を変える」
見た目が変わると、自分の心持ちが変わるだけでなく、
周りの人の目も変わります。
周りの目が変わると、さらに自分自身も変わると教わりました。
つまり、「気が弱い」というのは、
実は、自分がその姿でいようと望んでしまっていて、
そのため他者がそれを見て、そう思ってしまうのです。
自分の思い込みで、それが、益々自分をそこにとどめる要因になっていて、
つまり、他者の評価が私自身の評価になっているのではないか、と。
そこで、1つの実験を行いました。
<実験>
①目をつむって、怒りの感情トレーニング
②目を開けて、怒りの感情トレーニング
③自分の顔をみて、怒りの感情トレーニング
やってみると・・・ 自分の顔を見ていると怒りがマックスまで行かず、
途中でトーンダウンしてしまいました。
<先生からの考察>
自分の怒りの顔が嫌。
だからトーンダウンするのではないかとアドバイスをもらいました。
つまり、どこかで怒ることがいけない という価値観がある
あ!やってはいけない!と無意識に、
怒らない自分を演じている=気を弱くしておこうとするのではないか
と指摘してもらいました。
最後に、
「怒る」「感情のままに発散する」という
今まで、ダメだと思い込んでいた感情も大事な心の動き
だと教えていただきました。
演技のレッスンは、その感情を出してあげる手伝いになるということも、
汚い言葉や怒鳴ったりをレッスンで出すことで、
様々な感情を知ることができ、ダメなことではなく、
豊かな人間性を形成する手助けになると、学びました。
この、いろいろな感情を知るという観点では、
演技レッスンは、子どもへは情操教育になるということもわかりました。
ですが、社会では、
感情の赴くままに発言・行動する(怒鳴ったり、キレたり)と、
相手にされなくなることも、伝えなくてはならないですね。
それはルールを守ることも教えていかなくてはなりません。
自分のメンタルをコントロールする方法として、
「認知行動療法」も教わりました。
ダメだった時、失敗した時、うまくいった時、
どんな行動をしていたか、4Wを詳しく書いて、ノートをつけるという方法です。
自分を客観的に見ることもでき、
メンタルが落ち込む時の行動指針にもなるそうです。
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わーっと怒ったり、わーっと泣いたり、
本当の自分や心の奥の奥を解放したり、
ちがう自分・ちがう顔を持つことで、
リアル世界で生きる自分を保つことが出来るのかもしれませんね。
建前が多くなり、なかなか自己を解放しづらくなり、
心に鍵がかかりがちな、現代人にとってとても大切なことを学べる気がします。
Tさん、勇気の出るレポートありがとうございました