演技のレッスンは、「役者になりたい人」の為だけではない
主婦さん・OLさんなど、、、
いろいろな職業の方にも
「あ、なるほど」と置き換えることが出来るのです。
先日、役者における役作りについて、レッスンを受けました。役作りとは、、、「俳優が役になりきるために行う準備・作業」
それは、外見を変えることかもしれませんし、
内面を変えることもあります。
役者は、見ている人に「リアル」に感じてもらうために、
とにかく綿密な準備が必要なのです。
役作りのプロセスを追っていると、役者だけのもの
役者を目指すわけではない私には「関係ないわ〜」と思いませんか?
ですが・・・自分の生活に置き換えてみると、こんなことがわかってきました。
役作りとは、まず自分を知ることから始まる
以前、何かのCMで見た記憶がありますが、
人間は社会の中でいろんな役が与えられています。
ある時はお母さん、ある時は上司、ある時は後輩、ある時は子供
関わる人と場面が変わると、役割も変わるものだと思います。
シェイクスピア「ハムレット」の一節
「この世は舞台。人は皆役者・・・・」のようですね
「役作り」とは、自分とは違う人になるための作業。
であれば、
自分のことを知らないことには、違う人にはなれない、と考えました。
別の役になるには・・・
自分がどんな特性があって、
自分のどんな一面を強く出せば良いか、
また自分のどんな一面を補えば良いか。
周りをよく観察し、この集団・この空間で
自分が何を求められているのかを
感じるべきなんだなぁ〜と思います。
あれ?こんな考え方のレッスン、以前やりました!
「チップレッスン」です。
チップレッスンとは、仲間と作品を作ったり、グループワークを行い、
集団の中でどういう立ち位置に入るかを、
下記の項目で加点方式で点数化していきます。
1 情熱(行動力・熱意・不屈)
2 共感(仲間をサポートできているか・思いやり・発言を拾う)
3 創意(リーダーシップ・オリジナリティ・客観性)
4 茶目っ気(ムードメーカー・ポジテイブ・何とかなるさ・遊び心)
もちろん、この要素が1人の人で全て担うことが出来たら、すごいですが、
大切なのは、集団でこの要素のバランスが良くなること。
例えば・・・
集団の中でみんながリーダーシップを取ろうとしたら、
まとまるものもまとまりづらくなってしまうかもしれません ピリピリした雰囲気になったら和やかにするような一言を言えると人がいるだけで、
チームの雰囲気が変わりそうですよね
これは、日芸のAO入試でも行われました。
集団の中での立ち位置・立ち居振る舞いなど。。。
その集団を良いものにするために、
自分はどの役割を担うべきかというものです。
こう考えてみると、
演劇は何も役者になりたい人だけのものではない!と思いませんか?
実際に、現在行っている演技のオンラインレッスンでは、
会社員さん・ママさん・学生さんなど・・・
本当にいろいろな方が参加してくれています。
役者を目指す、目指さないに関わらず、
自分の実生活に置き換えて、たくさん勉強し、実践してみよー!
と積極的に参加していただいています!
自粛期間で、コミュニケーションが希薄になりがちな今だからこそ、
自分について・コミュニケーションについて、
演劇を通して学んでみませんか?
Rio
スタジオ自粛期間 4月6日~5月31日
自粛期間につきましては、延長などもあり得ます。
自粛終わりましたら、通常レッスンにてお待ちしております。