大学の入試問題、オーディション課題で課される「セリフ」
これは何を見られるのでしょうか?
たとえば、日芸のAO入試の課題。
台本を配られ、5分〜10分程度練習時間を設け、
その後一人ずつ台本を読みます。
そして、台本を回収され、今読んだセリフを表現する。
これが、過去の入試問題の流れです。
この「セリフ」の試験、
いったい何を見られているんでしょうか?
この日のレッスンでは、生徒のみんなで、
何を見られると思うか?
自分だったらどんな人を取りたいと思うか?
をディスカッションしてみました。
生徒から出てきた意見は・・・
・声が大きい人
・表情が良い人
題材は、今回はシェイクスピアの戯曲でしたが、
例えばこの台本が和訳されたものではなく、ギリシャ語だったら?
生徒から出てきた意見は・・・
・わからないことでも理解しようとしているか
・楽しそうに取り組んでいるか
「演技力」と答えた生徒は一人もいませんでした
もちろん、セリフを完全暗記して、
シェイクスピアや野田秀樹作品、井上ひさし作品などの戯曲を
読破し、完全に理解した上で、表現できたら素晴らしいですが、
まず、難解な課題にぶつかった時に、楽しんで取り組めるかが一番ですね。
そして、見ている人に伝えようとする、表現しようとする姿勢が大切です。
試験会場は、
往々にして「緊張するようにできている」と思います。
そんな空間の中で、緊張するなとは言いません
ただし、緊張を味方につけることが出来るように、
基本の発声・滑舌などの声のレッスン
体が硬直しないようにいつでも動ける状態にする体のトレーニング
自分の殻に閉じこもらない心のトレーニングなど、
コツコツレッスンを積み、
「いつでも表現が出来る状態」
「表現者としてのベース」を作りあげることが大切ですね!
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