大学の入試問題、オーディション課題で課される「エチュード」
これは何のために、何を見るために行うのでしょうか?
演技力が見られるんじゃないか?
演技がうまくないといけないのではないか?
と思いませんか?
オーディションの目的によっても、
主催者の方の考えによっても、もちろん違うと思いますが、
エチュードは、
「演技や集団への取り組み方」が見られると思います。
演劇を作ること、作品を作ることは、究極の集団活動です。
全員がリーダーである必要はなく、
集団の中で、自分の立ち位置をどう見つけるか、
他人に気をくばりながら、作品を作れるか。
エチュードを通して、
どう人や作品と向き合うかを見られているんだと思います。
要するに、
他人とバランスを取れるか、
全体を見て、その中で必要な役割を補えるか、
もしくは全体を見た上で、自分の個性を遺憾なく発揮出来るか
役者として、人として、という
初対面の人と、決まった台本、セリフのない場という条件だからこそ、
根っこの部分を見るために、このエチュードを課題として使っているんだと思います!
ですが、他人とは、共演者だけでなく、「観客」も含まれます。
観客・試験監も含めて、全体を見る力も求められていると思います!
2020年度の演劇系大学の入試問題でも、エチュードの課題が出ました。
演技クラスでは、2020年度玉川大学入試問題のエチュードに挑戦しました!
エチュードのレッスンの目的を意識するだけで、臨み方は変わりますよね!
受かるためには、審査員が何をみたいのか、考えることが大事!
それが受かるためのレッスンです。
2016年度〜2020年度
受験生が語る!演劇系大学 入試情報
Rio