先週の日曜演技クラス
演技のアプローチ方法の1つ
タテ軸とヨコ軸について勉強&実践しました
そして、その演技の2つ軸を理解した上で次に登場したのが、
「演技を構成する要素」
レッスンでは、その要素を3つ教わりました。
① 自然な感情
② ひねった表現
③ 面白さ(役者の個性、キャラクター)
そしてこの要素は互いに重なり合った箇所があるように構成されています。
例えば・・・
A 緑色(自然な感情)とピンク(ひねった表現)が重なった箇所
B ピンク(ひねった表現)とオレンジ(面白さ)が重なった場所
C オレンジ(面白さ)と緑色(自然な感情が重なった場所)
D 緑色(自然な感情)とピンク(ひねった表現)と
オレンジ(面白さ)が重なった場所
ここで大事なことは、
①も②も③も、 AもBもCもDも間違いはないということ。
これらの重なり具合、もしくは他のどの要素とも交わらないところで演じるかは、
その芝居で何を見せたいのか、演出家の思考にもよってきます。
また、それのブレンド加減を、
演者が見つけられるようになると良いです
自分の頭の中に「演出家」の目を持って、
自発的に考え、見つけることが大事なのです
また、演者は、期待に応え予想を裏切ることで、
お客様のハートを揺さぶると言われています。
それを、イヅミックの演技クラスでは、「サプライズ」と呼びます
自然な感情は、「期待に応えること」
ひねった表現や面白さは、「予想を裏切ること」なのではないかと思います。
例えば、悲しい感情のとき、
素直に悲しいから泣くというのが「自然な感情」
ですが、激しい悲しみを笑って表現したなら、それは「ひねった表現」です。
理にかなっていなくても、それがかえってお客様の心を揺さぶったり、
悲しく悲しくてタガが外れてしまうような
感情の本質を表すことにもあるかもしれません。
また、役者の持ち味「面白さ」の要素が、
「朴訥とした物静かな雰囲気」だとしたら・・・
一点を見つめ、微動だにせず、
つーと一筋の涙を流すのがその役者さんの「らしさ」「味」で、
その人にしかできない魅力的な演技表現につながるかもしれませんね
ですが、この3つの要素が重ならない(①、②、③)のところで行う演技は、
例えば、自然な感情のみだったら、
観客にダイレクトに素直に伝わりやすいものになり、
とても見やすいものになるなど、決して間違いではありません。
先述の通り、そして、タテ軸・ヨコ軸と同じように、
この塩梅、ブレンド加減を意識的に行うことで、
自分の演技表現の引き出しを広げることが出来るのだと思います!
演技の醍醐味は、「答えがないこと」「間違いがないこと」
演技クラスでは、「これをやりましょう」「こうやってやりましょう」ではなく、
実際の本番、実践で役立てられるようなツールをたくさん学びます!
この基礎・ベースを実践と繋げられるように・・・が、これからの課題!
発表会が決まり、本番のおけいこのときに、
必要な引き出しを開けられるように・・・!
頑張ります!
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Rio