日芸は、国語や英語などの学科試験の他、実技試験、面接試験と、
とにかくとにかく対策することが多い
そして、やればやっただけ伸びやすい学科の勉強と違って、
実技試験など答えが明確ではないものを対策するのって難しいですよね
もちろん、学科や実技も大事ですが、
「面接」について、
高校生達がもっと対策できたらいいのになぁと思うことがよくあるので、
今回は
「面接対策」について書いてみたいと思います
「面接って話すだけでしょ?」
「特に対策なんて必要ないでしょ」
と思っていませんか?
相手に伝わる、そして受かる面接は、
実技や学科と同じく、練習や対策が絶対に必要だと思います。
しかし、高校生の面接練習を見ていると、
「やる気だけは誰にも負けません」
「頑張ります」
「日芸が大好きです」
「◯◯を見て、憧れました」
「とても感動しました」
など。どこかで聞いたような言葉ばかり・・・
誰も「自分だけの言葉」で語っていないのです
もしくは、言いたいこと、思いだけ溢れているだけで、相手に伝わらない。
これは、オーディションや就職活動の面接でも同じですね
面接官、審査員は、何百、何千という人の面接をしていて、
そして、毎年面接官や審査員を務める方もいらっしゃるはずです。
そんな方々にとって、前述の言葉は、あまりにも耳にタコ・・・
あまりに武装されすぎていて、
本当のあなたが見えてきません
面接官は、あなたを落としたいのではなく、
あなたがどんな人か知りたいだけ。
月並みのありきたりな言葉ではなく、
「自分だけの言葉」を
「シンプル」に話せるようにするにはどうしたら良いでしょうか?
まずは、
「語彙力を増やす」こと
読書、同年代の話やすい人たちだけでなく、
大人や話しにくい人とも話すことも大事です。
ツイッターなどのSNSも使い方によっては勉強になります。
Facebookやインスタグラムと異なり、
ツイッターは、140字という文字制限の中で、どう表現するか。
それが、ツイッターが、現代の俳句、和歌とも言われる所以ですね。
言葉選びが上手な人の言葉をよく読んでストックするのも手ですよ
ですが、、日芸の試験まで、あとわずか・・・
今から読書なんて間に合わないよ・・・と思っているあなた
すぐに「自分だけの言葉」を磨ける方法があります
その名も・・・
例えば、
「私は好奇心旺盛な性格です」
これを別の言い方だとなんて言えますか?
↓
「何にでも楽しんで取り組めます」
↓
では今度はその言葉を言っちゃダメ!
つまりさらに別の表現を考えましょうということです。
↓
これをどんどん繰り返していきます。
↓
「私はミーハーな性格です」
辞書上ではマイナスな意味ですが、だからこそ耳に残る言葉に変化しました。
よく思いつく言葉をそぎ落として、そぎ落として、
最後に残るのが「自分だけの言葉」なのです。
※ただし、「自分だけの言葉」になりすぎて、
相手に伝わらないのはダメなので、注意しましょう!
これは、子供の演技クラスでもIZUMI先生がよく使っている方法で、
このレッスンを行うことで
子供たちの語彙力が格段に増えます
具体的には、笑っている顔の絵を見せて、そのセリフを考えさせます。
最初に出てくるのは、「わぁ〜」「ありがとう」など。
「そのセリフを言わない」と
どんどんルールを課していくことで、
子供達独自の感性、個性が磨かれて、
「自分だけの言葉」を確立していくのです。
そして、これは、少し言葉を変えると
「人と同じことをしない」ということでもあります
これは、今年、日芸の演技コースに推薦で合格したRくんが、
受験勉強中も、受験本番も心がけていたことです
また、結論やキャッチーな言葉を先に持ってくることも、
相手に伝わりやすくなるポイントです。
上記の例だと、
「私はミーハーな性格です。例えば・・・こういう時にこうこうだったり、
今までこういうことに興味がありましたが、
興味を持つだけでなく、すべて実行に移してきました。
それだけ行動力があるので、入学後は物怖じせずに
他コースの方とも交流を持ちながら、
行事や授業の課題に積極的に取り組みたい」
などということで、よりすっきりと相手に伝わるようになりますね。
受験まであと1週間。
悔いの残らないように、最後まで足掻いたもんがちですよ!
まだまだ出来ることはありますので、諦めずに頑張りましょう
Rio