IZMIC BE STUDIO ブログ

俳優に必要な「礼儀。配慮」は「愛」ですよ♪

こんにちは。久しぶりのTOHです。

いつでも、IZMICには、将来役者を目指す人が多くおります。
役者=芸能界で生きることを選択する人には
是非、読んでほしいことです。

よく「芸能界」は「礼儀」や「マナー」「配慮」に「厳しい」と言われてますが、
実は過去にTVディレクターをしていた私は、
「なーんだ業界ってこの程度で、すごいとか言われちゃうんだ!
体育大の方が厳しいぜよ」と思っていました。

中学から運動部だったので、その流れで体育大学に進みました。
高校でも「礼儀」には厳しかったですが、
体育大のエピソードは、「面白い」のだそうなので、
いくつかチラリとご紹介。

元バレーボル全日本の河合さんもTVで話していましたが、
体育大では「4年生が天皇、1年生は虫けら」みたいな位置づけなのですね。

道で遠くに豆粒位に上級生が見えたら、聞こえるように挨拶する。
挨拶で頭を下げたら、上級生が通り過ぎるまで下げていろ。
上級生が話しかけるまで、下級生から話しかけるな。
話しかけていいのは、失敗した時の謝罪と何かしてもらった感謝の言葉を話すとき。
上級生に聞かれるまで、「失敗した理由」を自分から述べるな。

お風呂とご飯は一番最初が4年生で3年、2年、1年の順で、終わるのはその逆から。
お風呂出は、上級生の「お背中流し」を必ずしろ。
上級生が身体洗いのタオルに石鹸をつけ泡立て始めた時に、斜め後ろから
「〇〇さん、お背中流しましょうか?」と聞け!
食事も最初に食べていいのは4年生、最後が1年生。
終るのはその逆。
上級生の茶碗が空になったら、「おかわりいかがですか」と斜め後ろから声をかけろ。

上記は「部活内」の「礼儀」と「ルール」
「寮」では、「お背中流し、しましょうか?」と他の部上級生にも声をかけよ。
「寮」での食事の際は、「おかわりお注ぎしましょうか?」と他の部上級生にも配慮せよ。

部活の練習中、上級生がトイレに行ったら、1年生の「イケる人」がトイレの前で「タオルを持って」お待ちせよ。

遠征の際、1年生は1時間前に駅に行き、その駅から乗る上級生の切符を先に購入し、
上級生が駅の50メートルくらいのところに来たら
「○○さん本日の切符です。〇〇円です。」と手渡せ。

練習中に上級生の誰かがボールを持っていない時は、1年生がすぐ渡せ。
上級生のボールが遠くに転がった際も1年が拾いに行け。

1年生ができない時、4年生に怒られると、1年生は4年、3年、2年の順で、一人ひとり全員に「謝り周り」しなくてはいけない。
4年生全員に謝罪して初めて3年生に謝罪にいける。3年生全員終了で2年生に行ける。
怒られている時に言っていい言葉は、「申し訳ありませんでした」と
「ご指導いただきありがとうございました」

・・・まだまだいっぱいあります。

芸能界も同じようなことがあるのをTVの仕事していた時に見ちゃいました!
芸能界の大御所は収録3時間前に来てスタッフにお菓子をふるまい、
ギリギリに来て挨拶しなかった人気新人は、その後降ろされ干されました。

体育系で識的に「厳しい礼儀やマナー」があったことから、芸能界のこういうことが「厳しい」と感じたこともなかったですね。

要は、こういうことを通して、「自分の立場」「相手の立場」
「相手によって取るべき態度や言葉使い」
「話しかけてよいタイミング」を、常に気を付けていく「思考回路」を作るんです。

スポーツ、特にチームプレイの競技では、
「自分のプレイ」をしながら、「仲間がどこにいて、誰がノーマークで、どれくらいの速さで移動していて、
自分のパスがそこに届くのにどれくらい必要か?」とか
「敵はどこに、何人いて、どう動いて、何を狙っているか?」とか

要は「現状把握力」「相手を分析する力」「今後の予測」「瞬間判断力」「行動力」が味方分も敵分もしていないと「試合に勝てない」となるので、
「無意識」で「自分」だけでなく「周りや相手」を「分析」する「思考回路」作りをするために、
日常から、礼儀やルールを厳しくするんだと思います。
「自分」ばかりでなく、どんな時も「相手と周りへの配慮とマナー」=それがマッチするのが「愛」ですよね。

こういうことは、学生でなく、就職すれば、誰でも必要になるし、
身に着けた人は、信頼度が上がるので、出世しますよね?

役者になりたい人は
「演じながら」・・・ほかの役者の場所や色々なことを把握・分析、予測しながら
「お客」や「カメラ」の場所や「サイズ」を把握・予測しながら、「瞬間判断」していくわけです。
それが「無意識」でできるまでに身に着けていないから、「有効的」でない。

「有効的」=【効果的な演技】=「上手い」=「仕事」につながる・・・ということですよ。

数年前に、生徒のSちゃんに「どうやったら、そういうのが身に付きますか?」と
何度も聞かれたけど・・・

答えは・・簡単です。
厳しくされても怒られても・・・「逃げない」ことです。
身につかないのは身につく前に「逃げる」からですよ。

「新人」にばかり「嫌なことを押し付ける」・・・「イジメ」・・・と勘違いしている人も多いです。

会社でも芸能界でも、そうして「洞察力」「判断力」「直観力」「行動力」「瞬発力」を身に着けるのです。

初めは誰でも、すぐにはできません。
諦めずに、いやがらずに・・・逃げないことですよ。

「逃げた」から、結果「仕事」につながらないだけです。。。
「売れない」は「逃げた」から「売れない」!っと思うのです。

または、「そういうセンパイ」や「先生」との出会いがなかった。
そういうことを「教えてもらえる環境」がなかった。「仲間がいなかった」だけでしょ?

ちょっと厳しいですが、実力以上に、身に着ければ【効果的】です。

IZMIC過去の生徒さんで、今は「大スター」の一人は、
初めて取った舞台の「主役」の時、「毎日一番先に行って舞台と楽屋を掃除しろ」というアドバイスを
素直に聞いて、その後の「仕事」につなげていきました。
もう一人の「大スター」も、「師匠のカバン持ち」を【真摯】にやっていました。

「使い走り」「雑用」は、「やりたいことじゃない」と「プライド」ばかりになり、
「自分が自分が」となれば、周りへの配慮や思いやりにも欠けていく。
すると、それを見ていた「洞察力」を身に着けている人たちから避けられていく。
演出家やプロデューサー、マネージャーは、そういう事もよく見ているものです。

「礼儀」や「マナー」は、「常識(当たり前)」で、それが「出来ない」ことは、自分を「マイナス」にしていきます。

体育大でもっともな「厳しさ」を無意識に刷り込んだ私は、仕事に困ったことはなし、
「あいつはよくできるし」「いないと困る」と言っていただくことが多かったです。

ちなみに「一般企業」でも、そういう部分での評価は大きいので
それを学生期間中に仕込まれている体育大学は、就職率100%です。
「礼儀やマナーから教育する必要がないから即戦力」とみなされるそうです。

近年では、こういう「教育」をしないところも増えています。
芸能界」だけではないですが、「人を育てない」時代になってますよね。

「礼儀」や「マナー」は「常識」(当たり前)の「芸能界」で
・・・「非常識」にならないように、
izmicでは、「礼儀」「マナー」も頑張って指導してます。

何とか「仕事」につなげていただくためにも
「逃げず」にお付き合いくださいね。




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