演劇が学べる大学受験の試験内容に頻出する【身体表現】って、対策してますか?
日芸・多摩美・桐朋・・・
演技の実技試験と身体表現は出題される大学により内容も変わっています。
▲日芸では
リズム感、基本的な運動動作、ダンスの振付
▲桐朋では
側転・ワイ字バランス・補助ありの倒立・開脚
▲多摩美では
身体の部分の脱力 音を使って身体表現
出題の具体は大学によってカラーが違いますが、
試験官が受験生に望んでいる根底は変わらないと思います。
【ダンスと身体表現】何が違うの?
多摩美の現役生徒が、受験対策をしていた時、ダンスと身体表現の明確な違いが分からなかったそうです。
しかし、大学で学び、今はその違いを明確に実感するようになり、受験生にも共有したいと、クラスに来てくれました。
現役生のアドバイスは受験必見です。
◆違いは?
ダンスは拍や、リズムがある。
例えば振付になれば、その目標となる動作が先にあり、そこに自分を近づけていく作業がメインである。
一方、身体表現は決まりが無く、自分の身体の中から湧き上がる衝動に従う表現である。
衝動と言っても、自分の身体でどんな事が出来るのか?
それすら分からなっ方ら、動きようがない。
また、無自覚な自分の癖により、表現の幅が狭くなっていることに気付く事は最重要。
演技をする上でも、役を演じるのではなく、自分の癖が前面に出てしまっては、表現が一辺倒になってしまう。
自分の身体と出会い、可能性を広げる為にも、事前の対策をやっておくと動きやすくなると思います。
◆最低限、やっておくと良い事は?
日々の柔軟体操や体力作り,
習得に時間がかかります。早速毎日の習慣にして行っていきましょう。
自分は意外と癖強系?!
演技レッスンをしていると、
歩き方、感情表現方法など、意外と自分癖が強いことに気づきます。
例えば、猫背・すり足・足がぴんと伸びていたり、
感情表現をすると、いつも暗い・不安から始めてしまったり。
自分が通常運転で何となくやってきたこと、
1番最初に選んでしまうこと、
ついついやってしまうことこそ癖なので、
自分ではその癖に気づかず、無自覚で当然ですよね。
「人に見てもらう」「指摘してもらう」ことで初めて気づきます。
だからこそ、第三者の目で見られる「レッスンの機会」は必要だったし、
やってよかった!!と合格した生徒たちは口を揃えて言っています。
また、「癖」は決して悪いことではありません。
自分の癖を知ることで、「それを武器にする」「使いこなす」ことが出来るようになります。
まずは癖を自覚し、その癖をどれくらいの塩梅で出すか、意識して使いこなせると、
どんな役でも自分のものに出来そうですよね。
身体表現の対策を基礎から
多摩美の現役生が考えてくれたレッスン方法
更に発展した対策のレッスン方法を動画でご紹介します。
紙や身の回りにあるものを使って音の世界に入ったり、
身体表現そのものだけでなく、「もの」を使うことで
いつも見慣れているはずの「もの」の見方も変わり、たくさんの発見があるレッスンでした。
詳しいレッスン内容は、動画をご覧ください♪
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