泣けない・怒れない等強い感情表現が苦手な方は、このチェックして下さい
子供から大人まで、感情のレッスンをしていて、頻繁に相談されるのが【泣けない】【怒れない】などのお悩みです。
皆さんはいかがですか?
演技でも、日常でも【強い感情が出せない、出し辛い】と感じたことはありますか?
【失感情症】という、障害もありますが、今回は、あくまでも、演じるうえで、感情表現を課題としている方に向けてブログを書いてみました。
感情の演技でお悩みの方は、是非一読してみてください。
なぜ、気持ちが出せないのか?
おそらく、このブログを読んでくださるという事は、今まで、泣き・怒るといった演技を努力なさってきた事と思います。
それでも、感情が上がらない!何故だ!困ったな~
と感じていらっしゃるのでは?
演技レッスンをしていて度々、感情が出せなくて、むやみに大声を出してみたり、手足をバタバタさせてみたり、必死に感情を振り絞ろうとしている生徒さんに出会います。
そんな生徒さんに限って、【はい!】と終わりの合図を出すと。一気にスっと、真顔になります。
強い感情を出した後、一瞬で我に返るといった感じです。
そんな時、私は生徒さんと以下のチェックをします
もし、貴方が、強い感情を出せなくて悩んでいらっしゃるなら、チェックしてみてください
自分の心をチェックしてみよう
・小さいころから聞き分けの良い子供でしたか?
・ご家族に心配かけない様に気を配っていましたか?
・しっかりしてるね、等子供の頃言われていましたか?
・ルールを破る人を、どう思いますか?
・クラスの人気者やお調子者、目立つ人をどう思いますか?
・他人に興味はありますか?
等
そして、お話をしているとその人が、
強い感情を出す人に対して嫌悪感がある事が多い事が見えてきました
出せない⇒出したくないの原因
泣く演技・怒る演技が出来ないのではなく、泣きたくない・怒りたくないといった深層にある感情が原因である生徒さんが多いことに気が付きました。
■小学高学年の例
感情が表出しないタイプのお子さんで、声も小さく、笑顔もぎこちないい印象でした。
数か月のレッスンで見違えるほど、感情が出るようになり笑顔も見せてくれるようになった頃、彼女の課題は【怒る演技】でした。
しかし、セリフを大きな声で言えるようになっても、感情が動きません。
私は、心のチェックの質問をしてみました。
すると、ずばりクラスでリーダー核で、元気のよいイケイケの感じのお友達のことが嫌いというのが分かりました。
その子は、少し決まり事などにルーズなところがあったり、でも感情をあらわに出すこともあり目立つ存在なのだそうです。
【その子みたいに、なりたくない】
【あの子みたいに、大声で怒ったりしたくない】
と教えてくれました。
この生徒さんは母子家庭で、小さいころから2人暮らしで、お母さんに迷惑をかけない様にしてきた、【よい子】【我慢強い子】でもありました。
幼少のころから、自分の感情よりも、お母さんの迷惑にならないことを優先してきた【よい子】なのです。
そして、今していることは演技であり、本当じゃないことを話しました。
でも、本当に怒らないと心は動かないから、今は、思い切り怒っていいんだよと話しました。
■10代女性
演劇系大学の受験対策で演技をレッスンしていた生徒さん。
その生徒さんも、怒る演技が苦手でした。
話を聞いてみると、アニメが好きで、人間に興味がないとの事。
興味がないを深堀利りして見えてきたことは、怒っている人間が嫌いという事の様でした。
嫌いだからこそ、自分にない感情だからこそ、その人を観察して【怒る感情を疑似体験しようね】
と話しました。
出来ない原因が腑に落ちる
お話を重ねて、なぜ、自分が泣けないのか?怒れないのか?
腑に落ちる生徒さんも多いです。
このことは大きな前進につながります。
感情が大きく動かなっ方原因が理解できると、アプローチも変わってきます。
アドバイスもしやすくなります。
自分に中にあるネガティブな感情を受け入れようと思考が変化します。
時間をかけて、感情と向き合い、演技に昇華できるように対策をしていきましょう
感情の作り方
先ず、感情が出せない、わからない等壁にぶつかったら
・感情に興味を持ちましょう
感情日記を書いてみたり、本、映画、ドラマなどで感情が大きく動いたらそれを追体験したり。自分で短いお話を書いてみたりすることでも【感情に触れる】ことが出来ます。
・人にも興味を持ちましょう
感情に興味を持つという事は、人間にも興味を持つことにもつながります。
嫌いな人、苦手な人こそ、観察材料と考えて興味深く見守ってください
・感情を放出する
ネガティブな感情がどこにあるのか、見つかったら、貯めないで出す訓練も少しずつしてきましょう。
文字として出す
運動して出す
歌って出す
自分に合った様々な感情を出すやり方を見つけていきましょう。
・嘘と現実を見極める
演技をしているのはあなた自身ではありません
泣いたり怒ったりすることで、貴方が変わるわけではありません
貴方を嫌う人が現れることもありません
貴方の中にある感情を嫌うことなく、肯定し、それを演技という形で出していきましょう
参考動画
オンライン演技クラスでレッスンをしていた受験生。
感情が出せずに困ってました。
東京に上京し対面レッスンをするタイミングで、再度レッスンし、激変しました。
この記事を書いた人

IZUMI(玉置いづみ)
【IZMIC Be STUDIO】主宰
日本大学芸術学部演劇学科演劇コース卒業
元(㈱)アミューズでの新人育成講師
演技・ダンス・体幹トレーニングと幅広く指導に当たっている