演技の受験・オーディション対策BLOG

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日芸演劇学科 振付過去問まとめ 2021年度〜

ダンスは必要スキル

2017年度〜2020年度は、どちらかというと、
歩く・走る・ツーステップ・スキップ・転ぶ・潜るなど
基本的な体幹やバランス能力を見る試験が続いていましたが、
2021年度からは、いわゆる「ダンスの振付」試験が
最新の2024年度まで続いています。

実際に、総合実習という授業で行う作品発表では、
ミュージカル作品の上演や、いわゆるミュージカルでなくても、
ダンスシーンのある作品を上演しているようです。

ダンスが完璧に踊れないと合格出来ないことはありませんが、
試験に出題されるくらいのダンスレベルは、
出来ていて欲しいという大学側からの要求と考えることが出来ます。

役者だからダンスは要らないといったことはありません。
ダンスは身体のコントロール、台詞や身体のリズム感を養うことが出来るので、
実際の演技にもダンスは必ず活かすことが出来るはずです。

実際の過去問題

■2021年度 学校型選抜
難易度は1番低め。曲も、リズムがはっきりしていて取りやすく、
左右繰り返しも多いので、その分足先・指先まで伸びていることなど、
細部の表現もきちんと行いましょう。


■2021年度 一般入試
曲:ミュージカル「Crazy For You」
テンポが早く、ついていくのが大変だったと実際に受験生は言っていました。
その他、シアター風の魅せ方も入っていて、難易度は高めです。
 

■2022年度 一般入試II期
曲:Mambo No.8
テンポはそこまで早くなく、テクニック難易度もさほど高くはありませんが、
パドブレやパッセなど、ダンス用語を用いて振り入れが行われるので、
知っていると知らないのとでは、振り覚えスピードは格段に変わるでしょう


■2023年度 一般入試
曲:QUEEN「Don't Stop Me Now」
現状の過去問題としては、難易度が1番高いのがこちら
途中でテンポが変わったり、ダブルのターンなどテクニックも満載です
ですが、2021年度から振付課題が復活し、
難易度や曲、どの程度の基礎力を求めるかを試行錯誤した結果が詰まった振付と言えます。
本来、大学側が受験生に求めたいレベルの振付がこちらなのではないかと考えられます


■2024年度 一般入試
曲:NHK朝ドラ ブギウギより「ラッパと娘」
残念ながら動画はありませんが、
曲の方向性は、ミュージカル・シアター系が続くのではないか、と予想しています。

ダンス未経験は何から始めたらいいの?

いきなり踊る!なんて高度すぎますよね
振りを覚えるのは慣れもありますが、ただ身体の感覚だけで覚えるのではなく、
用語と組み合わせて覚えることがオススメです。
漠然とではなく、意識的に覚えること、しっかり頭を使いながら覚えようとすると、
ダンス初心者さんも上達が早いです。
受験対策を始める時期にもよりますが、
正しい姿勢、柔軟性、体力、筋力など、受験に向けてだけでなく、
大学に入った後のことも考えて、身体づくりも忘れずに。

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