目次
高校受験対策には何が必要?
1.試験問題をチェック
高校生のうちから、学校で演劇・ダンス・表現の
専門的な勉強が出来る芸術高校は、数が少ないだけに人気です。
学科試験のほかに実技試験や面接もあり、
演劇系大学の試験内容に似ていますね。
過去問題から見てわかる通り、
・身体を使った課題
・声・台詞を使った課題(1人)
・声・台詞を使った課題(複数人)
・面接
それぞれの高校により、内容はもちろん違いますが、
大きくわけてこの4つの対策が必要です。
さらに詳細な過去問題を知りたい方は→
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2.何故対策が必要なの?
課題の理解がまず出来ないというものではなく、
たとえ演技経験がなかったとしても
行うことは出来るでしょう。
しかし、受験会場という緊張した場所で行うのは、
心持ちが全然違います!
心も身体も声も緊張してしまうかもしれません。
①身体・声を使った表現スキルをアップさせること
②緊張下でそれを発揮することが出来ること
これらを同時に対策しておくのが近道です。
試験の目的は?何が見られる?
1.身体をつかった課題
・ミラーリング(鏡のように相手の動きを真似する&自分の動きを真似させる)
・立つ・座る・スキップ・しゃがむなどの基本動作
言葉を使わない身体表現で主に見られるのは、
1番は「体幹の強さ」です。
ミラーリングなどの場合は、「独創性」「相手と呼吸をはかる」が主に見られます。
途中、試験官の先生からの指示がある場合があるので、
「身体に対してのチャレンジ精神」「素直さ」も見られるでしょう。
2.声・台詞を使った課題
・朗読
・動きもつけて表現する
まず第一に、「声の大きさや明瞭さ」など、
表現者としての素養があるかどうかを見られます。
言葉に動きをつけて表現する場合は、
身体の動きと台詞が「協調しあっているか」が見られているでしょう。
3.面接
自分の考えや意見をはっきりと述べることが出来るか
という点はやはり重要です。
神奈川総合高校では、ある課題が渡され、それに対して受験生が見解を述べ、
述べるだけでなく、試験官とディスカッションをするという試験もありました。
実際に高校に入学すると、作品作りがあります。
周りの人と協調したり、意見がぶつかることもあると思います。
そんな時、きちんと相手と話が出来るか、コミュニケーション能力を見られていると考えられます。
過去問対策やってみた
1.身体表現対策
■ミラーリング
相手の真似をするだけでなく、どうやったら相手が真似しやすいかも考える
相手と呼吸を合わせ、相手とイニシアチブを行ったり来たりさせながら、
チャレンジしてみましょう。
■空間認知・指示行動
周りの人との協調だけなく、空間との調和も意識しましょう。
空間をどう動かし、どう埋めるか?感じながらやるのがコツです。
■リズム感
ダンスや振付の美しさではなく、「表現」ということを忘れてはいけません。
その音楽からあなたは何を感じ、何を切り取り、何を表現するか?が大切です。
2.発声・台詞対策
■短い言葉でお話作り
短い言葉でストーリーを作り、
身体も使って全員で物語を作っていきます。
自分の身体のコントロールだけでなく、空間をどう使うのか
どう動かすのかも大切なポイントですね。
3.面接対策
面接で必ずおさえるべき質問は2つ!
①中学時代に力を入れたこと(過去の経験)
②高校に入ったらやりたいこと(未来へのビジョン)
この2つのつながりを意識して考えてみましょう。
動画では、朗読と身体表現課題にもチャレンジしています。
どんな内容か、是非参考してくださいね
まとめ
演技未経験の方は、特に何から始めたら良いのかわからない
とお悩みの方が多いかと思います。
まずは、一歩を踏み出してみること。
過去問を見てみると、ものすごく難しいというものでなくても、
やはりやってみると意外と出来なかったり、
さらに緊張の中行うとなると必要以上に難しいと感じてしまうこともあります。
1番の対策は、やってみること。
これを忘れずに、はじめの一歩を踏み出してみましょう。
この記事を書いた人
IZUMI(玉置いづみ)
【IZMIC Be STUDIO】主宰
日本大学芸術学部演劇学科演劇コース卒業
元(㈱)アミューズでの新人育成講師
演技・ダンス・体幹トレーニングと幅広く指導に当たっている
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