目次
年齢別の最適レッスン
お子さんの年齢でレッスンはありますか?
事務所のレッスンがない年齢のお子さんでも、オーディションはあります。
しかし、ドラマ・映像では小さなお子さんも出演してますね。
出番があるからには、オーディションがあります。
オーディションがあるからには、対策のレッスンをご希望される方もいらっしゃいます。
小さい子供たち
未経験の子供たち
モジモジしてしまう子供たち
レッスンに着いていけない子供たち
一番始めにすべきレッスンは何なのか?
迷っていらっしゃるご父兄の皆様は、ご参考になさって下さい。
1.低年齢層・未経験の子供レッスン
声を出す。気持ちを出す。
その為のレッスンがボール投げです。
子供たちはボール遊び大好きです。
いつの間にか、元気な声を出してキャッチボールしています。
その雰囲気のまま、声と気持ちをリンクさせていくレッスンです。
レッスンだと思うと構えてしまい、縮こまってしまいますね。
ポイントは、レッスンではなく遊んでいる感覚を大切にする事です。
その為には、ゲーム性や、競争など取り入れると楽しめると思います。
ステップ1
ボール投げでキャッチボールしながら、
投げるときにエイヤーとか声を出して行きます。
ステップ2
水色のボールは、【悲しみボール】です。
そのボールを受け取ったら悲しくなるので【やめて】と言いながら投げます。
水色ボール→悲しみ
赤ボール→怒る
ピンクボール→楽しい
等
色によって気持ちを変えて、掛け声も変えていきましょう。
◾目的 ポイント
このレッスンの目的は、声を出すことに抵抗感を無くすことです。
モジモジしてしまうお子さん
声を出せないお子さんには人気のレッスンです。
2.高学年のレッスン
舞台との大きな違いの一つが、表情の重要性です。
カメラにアップになった時、セリフではなく表情が大切になります。
視線を止めることも大切なスキルですね。
長めの掛け合いのセリフを暗記したら、
動画撮影をしながらレッスンします。
自分の動画を見ることで、
・まばたき多いね
・フラフラしてるね
・顔が固いね
・視線が動いてるね
等
子供たちは、自らダメ出しを始めてくれます。
この年齢になると、【教える】よりも、【どう思う?】と聞いた方が、
自覚的な演技へと発展していけます。
演出を大人がするよりも、子供の意見を多く取り入れた方が、
明らかに演技がノビノビとしてきます。
◾目的 ポイント
この年齢になると、他者と自分を比較する気持ちから、
照れや臆病と言った感情も出てきます。
低学年のレッスンと同様に、レッスンしてる感覚よりも、
遊んでる感覚や、自分で考えている感覚を大切にすることです。
また、負けん気の強いお子さんの場合、
出来ないことに関して強く否定的な気持ちが、生まれることもあります。
その時は、レベルダウンを敢えて行い、
【出来る感覚】を思い出させてあげる事、自己肯定感を確認することも大切です。
台詞の掛け合い
1.少人数での掛け合い
親子の会話、友達同士など、
少人数での掛け合い台詞は、とにかく相手役をよく見ること、
相手が喋っている時の表情、聞く演技が要求されます。
相手役が喋っている時に、自分の気持ちの変化
そして、表情の変化など。
どの台詞で心が動くのか、まずはペアなど、少人数の掛け合いで
台詞がない時にもしっかりと演技をする感覚をレッスンすると良いでしょう。
2.複数人での掛け合い
複数人での掛け合い
オーディションでは誰をやってもらうかわからないので、
4人分セリフを覚えてきてください
なんてこともよくあります。
そんな時大切なのは、場面(世界観)を掴む力
そして、キャラクターです。
複数人の掛け合いでみんな無個性で普通に行っていては、
ただ台詞を読んでいるだけになってしまいますし、
第一、台詞も覚えづらく、実際演じる場面になると、
ただ単に台詞の順番だけを考えている・・・
なんてことになりかねません。
その他大勢ではなく、きちんと世界観とキャラクターを掴むことが重要です。
これが出来ていると、台本に書かれた台詞の後は、エチュードをしてください
といった要求にも応えやすくなります。
朗読
1.親子で出来る本の読み方
家で出来る最高の演技レッスンは【読書】です
オーディションでも実際の現場でも、
台本、つまり文字情報からイメージを膨らませる作業は、
子役と子役の保護者の方にとって、とても大切なことです。
読書も、ただ読むだけでなく、
・物語の全体像を掴む力(読解力)
・書かれていないことを想像する(想像力と創造力)
を養う読み方をお家でも習慣にしていきましょう
読書や読み聞かせをしたら、
保護者の方は沢山質問して、
子供たちがイメージを広げるお手伝いをしてあげてください。
2.色鉛筆で劇的変化
頭からダラダラ読んでしまう
気持ちを入れられない
朗読ではない台本でも棒読み台詞になる
等の対策です。
文章を読み、気持ちの現れているセリフに色鉛筆で線を引きます。
気持ち別に色を子供が自身が決めるのが重要です。
例えば
悲しいセリフ→水色
怒っているセリフ→赤
驚いているセリフ→緑
等。
色鉛筆で線を引いたセリフの所に来たら、
読む時に自然と気持ちが入りやすくなります。
応用としては
・大きな声
・柔らかい声
・とんがった声
等
声の抑揚をつける時にも応用することができます。
感情の出し方
1.泣く演技
泣く演技に対して、苦手意識がある
嘘泣きになってしまう時は、
丁寧に段階を踏んでレッスンしていきましょう。
悲しい・痛い・悔しいといった漠然としたものではなく、
どうして、何が起こったのか、周りには何がいるのか
どんな時なのか、具体的にイメージすることが大切です。
そして、涙を出そう出そうとすると、逆に緊張したり、
涙を出すことに意識がいってしまいます。
涙が出る感覚を、視覚化してイメージしやすくすると、
身体の感覚に集中しやすくなります。
2.怒る演技
怒る演技が苦手というお子さんは、多いです。
泣く演技以上に怒れなかったり、
感情爆発が出来ないというお子さんの方が多いです
何故か?
それは、普段「怒って感情を爆発させる」というシチュエーション、
経験があまりないからです。
お友達と仲良くしましょう
喧嘩はしてはいけない
怒るのは悪いことと日常生活で言われているのですから、
やったこともないことを、いきなりやれというのは、
子供たちにとっては、酷なことですよね
また、小学2年生くらいになると、
怒るシチュエーションをイメージ出来るようにはなってきますが、
「どうして僕の〇〇をとったの?」
「ひどいじゃん。先生に言いつけるから」
「だって私が先に持ってたのに、後から〇〇ちゃんがこうだったから〜・・・・」
など、言葉や説明の応酬になって結局感情が出ないなんてこともあります。
そんな時は言葉を排除して、レッスンをするというのも、方法の一つです。
目で演技する
1.表情の作り方
無表情は顔の筋肉が動いていないことから来ます。
例えば、大きなチューインガムを顔じゅうで噛むような顔の体操をしましょう。
大きな口で「あいうえお」の発声をするなど、顔の筋肉を思い切り使うことで、柔軟性も上げていきましょう。
無表情の子供たちは、自分のお顔を見てないことが多いです。
鏡の前で、自分の顔を確認する【ミラーワーク】などで、客観的に自分の顔を見て、表情を変化させることを自覚的にしていきましょう。
次に、アニメやドラマを見て、役者の顔を模倣をする【真似っこ合戦】で、顔の動かし方を学んでいきましょう。
何より大切なことは日々の生活の中で、様々な経験をし、感情の起伏を体験することが演技力の向上につながります。
2.視線の止め方
視線が定まらず、きょろきょろする時、頭部が動いていて、集中力もない時が多いです。
相手の目を見続ける練習から始めてください。
小さなお子さんの場合、にらめっこしましょうあっぷっぷ。のゲームの視線バージョンで、親子で競争するのも楽しんでできます。
先に視線を外した方が負けです。
視線を止めることに慣れてきたら、次は、目の移動を練習します。
特定の順番で目を動かして、視線のふらつきを軽減させていきましょう。
最終的には、鏡やカメラを使って自分の視線を確認して、正確にコントロールすることろまで練習していきましょう。
表現力・想像力アップ
1.台詞上達術〜感情編〜
同じ台本・同じ台詞で、頭一つ抜けるためには、
オリジナリティが必要です。
例えば、いかにも悲しい印象の台詞なのに、
悲しいを通り越して笑ってしまったり、
あなたならどうする?という自分なりの想像力・表現力が
あなたの演技をさらに輝かせてくれるでしょう。
ですが、どうしても悲しい印象ならみんな悲しい。
など、似たり寄ったりになってしまいますね。
固定概念があると発想力は広がらず、
せっかくの可能性も自分自身で潰してしまうことになるかもしれません。
そんな時は、この台詞にそんな感情あり得ない?!という感情をのせて
レッスンをします。
うちわに書いてあるお顔の感情で、指定された台詞をいい、
ペアの相手にどんな感情だったのか当ててもらいます。
相手に伝わらず間違っていたとしても、
ゲーム感覚で楽しく出来るので子供たちも緊張せずに
果敢に「そんなのあり得ない」にチャレンジしてくれました。
オーディションでは、わざと奇を衒う必要はありません。
台本の流れも汲まないと浮いてしまったり、
自分本位な演技になってしまいがち。
ここでは、あくまで、頭の中にある「あり得ない」を覆し、
チャレンジする勇気を養うレッスンと思い、どんどんチャレンジしてもらえればと思います。
2.近日公開
お楽しみに
近日公開3
1.近日公開
お楽しみに
2.近日公開
お楽しみに
まとめ
ドラマ・映画などの出演を目指すお子さんにとっては、
顔の角度、表情をしっかり見せることが出来るか
眼球の動き・瞬きなど、舞台よりもさらに繊細な表現コントロールが必要です
それは、ある程度慣れも必要です。
映像を撮って、お子さん自身のアイディアと美意識で変化することも、
たくさんあります。
また、舞台だから大袈裟・テレビだから表現が小さいということではなく、
心の動きや振り幅は大きく、ですが魅せ方がカメラの画角内で行うというのが、
映像演技の特徴です。
台本や感情の出し方、表現のベース・演技の基礎は、
舞台も映像も同じなので、あまり限定的にせず、
幅広くお稽古することをお勧めします
この記事を書いた人
IZUMI(玉置いづみ)
【IZMIC Be STUDIO】主宰
日本大学芸術学部演劇学科演劇コース卒業
元(㈱)アミューズでの新人育成講師
演技・ダンス・体幹トレーニングと幅広く指導に当たっている
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