日芸の過去問題 定番は・・・
・戯曲の朗読
・その戯曲の続きを演じるエチュード
この2つは、総合型選抜・公募推薦・一般入試の
いずれかでは必ず出題される定番問題です。
セリフに慣れていない
戯曲を読んだことがないという受験生にとっては、
まず慣れることが必要です。
自分が行った朗読やエチュードに対して、
動画撮影をして、自分を客観的に見たり、聞いたりして、
未経験者はとにかく慣れることからスタートしてみましょう。
ですが、自主練はあくまで自主練の範疇を超えられない・・・
自己評価だけではままならなくなってきてしまいがちです。
と思って、お問い合わせいただくケースも多いです。
指導者がいれば客観的意見をもらえるので、
さらに良いレッスンができますね。
難問課題は一石三鳥の練習問題
上記のような定番の課題のほか、
日芸では稀にイレギュラーな課題が出題されることもあります!
最近で1番の難問と思われるのが、
2020年度一般入試の課題です。
【演劇論をベースに書かれた戯曲を読んだ上で、
その所見を述べる】という課題です。
はじめてこの課題に臨むと、
読んだ内容の要約になりがちです。
実際、受験生のほぼ100%が、要約や説明からスタートしてしまいました
何より大切のは、自分の言葉で語れること
内容の良し悪しよりも、
自分が戯曲の中でどんなワードに感化されどう感じるのか?
結論から話せるか?
オリジナリティはあるか?
など、
この課題1つで、
①具体的な芝居対策
②面接対策
③難解なセリフ表現に対してのアプローチ方法のヒント
など、様々な方面で役に立ちます。
オンライン演技クラスは、
社説を読んで朗読し、
さらにその社説から自分は何と思うか初見を述べるというレッスンを行っています。
やらなきゃ損な課題です。
受験生は一度チャレンジしておくと良いでしょう。
課題
① 次のセリフを読みなさい
俳優についての逆説。(とパネルに目をやり)これが今夜のお芝居です。
妙な題を付けたものです。前衛劇か何かを気取ったつもりでしょうが、
まったくひどいものです。(ソデをチラとみて)
台本がないんでしょう。
題だけを付けて、しかも、どこかで聴いたような文句を拾って来ておいて、
セリフは一行も書かないっていうんです。
それでもいいなら書く、そういったんだそうです。
ええ、作者。そしたら、演出がまたよろこんじまって、
おう、それそれ、それでいこう、こういたっていうんです。
いい気なもんです。
②上記のセリフは
ディドロ【逆説、俳優について】をモチーフに書かれた戯曲です。
ディドロは同署の中で【凡庸なつまらない大根役者を作るのが、
極度の感受性であり、無数のいくらでもいる下手な大根役者を作るのが、
ほどほどの感受性であり、
卓越した役者を準備するのが、
感受性の絶対的欠如であるという一説をのこしました
この一説を踏まえて、貴方自身の演技に対する考えを自分の言葉で伝えてください(1分間)
実際の試験内容の全貌は→
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