子役演技で多い悩みは
・棒読み
・泣けない
・怒れない
・表現が固い など
ある程度お芝居する事に慣れてきても、オーディションに通らない
最終まで行けるのに最後に落ちてしまう
壁にぶつかってるタイミングならば、是非動画を見てみてください。
顔と心をほぐすウォーミングアップ
演技レッスン2回目の男子のレッスン風景です。
まさに、表情が固くて棒読みでしたが、
ここまで変化しました。
心拍数と体温を上げると、
身体も心も顔もだんだんゆるんで、動きやすくなってきます。
目安は、だんだん頬に赤みが差してきて、
汗をかくくらい動くことです。
レッスンでは、音楽が鳴っている間、
めちゃくちゃに動き、
音楽が止まったら、ポーズを取って止まる
【へんてこダンス&へんてこポーズ】を
【思いついた食べ物の名前を言いながら】行ってみました
身体と心がほぐれてきたら、
実際に演技をしていきましょう
感情と一緒に、お花が開くように
表情も感情もだんだん大きく変化させます。
どんな恥ずかしがり屋さんも、
きっと変化の兆しが見えるはず
棒読みを劇的に変化させる方法
セリフが棒読みなら、
少し長めのセリフの時に、句読点で息継ぎしてませんか?
どこで息継ぎするのか?
どこに間を空けるのか?
それが役作りに深く関わってきます。
例えば、以下の文章、間を空ける箇所を変えると感情も変わってきます。
どこ行くんだよ①待ってよ②聞こえてる?
例えば
②の間がないと→怒ってる
②に長い間を空けると→あきれてる
そんな風にも聞こえて来ますよね?
今回のレッスン方法としては、
長いセリフを紙に書いて、短いセリフになるように、切り刻みました。
その短いセリフが書かれた紙を、自分で並べてもらい、
視覚的にも、どことどこの間に【間】を空けるのか?
考えてもらいました。
セリフの書かれた紙を置くことで、
セリフや間合いが見えるようになり、子供でもプランニングしやすくなります。
【間合い】の概念は大人でも難しい課題です。
書いたセリフを切り刻む方法は、
大人子供に関係なく有効なので、チャレンジしてみてください。
上手いセリフのヒント
間合いのレッスンと同様に、切り刻んだセリフそれぞれに対して
・声の高さ
・声の大きさ等を変えると、
また違った表現が生まれます。
やり方としては、大きな声で言いたいセリフの紙は上に置く。
小さな声で言いたい時は、紙を下に置く。
また、悲しい声で言いいたいセリフは水色のペンで書く
怒るセリフは、赤いペンで書く。
見える化することで、演技の方向が分かりやすくなります。
【人と違うセリフの言い方】
【長いセリフの上手い読み方】
等は
ちょっとしたヒントを与えると子供たちはみるみる、イキイキと言葉を発し始めます。
言葉に頼らない怒りの演技
子役の悩みあるある【泣けない・怒れない】
泣く方法、怒る方法はお子さんの性格や年齢によっても異なります。
今回は、小学5〜6年生男子の感情レッスン。
2人とも怒ることが苦手男子。
どうしても、セリフに頼ってしまい心が動く感覚がつかめません。
今回は【外郎売り】で喧嘩してみました。
外郎売りって?
バナナの叩き売りの薬バージョン、長いセリフの口上です。
本来は1人で話す長台詞ですが、
即興で相手役に喧嘩を売る設定でエチュードをしました。
外郎売りセリフに怒りを乗せていくレッスンです。
セリフの意味に頼れないので、怒りの感情をしっかりと作る必要があります。
A:外郎売りで相手に喧嘩を売る
B:会話言葉でリアクションする
途中から、お互いに喧嘩の即興劇に移行します。
×言葉に気持ちを乗せる
◯気持ちがあってから言葉が出る
心を動かして、本当の気持ちを作っていきましょう
この記事を書いた人
IZUMI(玉置いづみ)
【IZMIC Be STUDIO】主宰
日本大学芸術学部演劇学科演劇コース卒業
元(㈱)アミューズでの新人育成講師
演技・ダンス・体幹トレーニングと幅広く指導に当たっている
演技LESSONをお考えの方はこちら
子役演技クラスの詳細は→
こちら
幼児の演技レッスンについて→
こちら
子供クラスの詳細は(ダンス・演技・体幹トレーニング)→
こちら
演技LESSON動画→
こちら