試験日程・2022年度

総合型選抜入学試験2期
WEBエントリー期間：10月1日〜10月5日
体験授業日時：10月9日〜10日

1日目　体験授業Ⅰ

A あ
B え？
A ほら！！
B あ〜！！！

上記セリフを二人組になって発表。

1回目：試験官からの指示なしで行う

全ペア発表後 2回目：以下の設定で行う
①2週間前に行われた試験の面接官と受験生がたまたま会った
②10年越しにたまたま駅のホームで再開した幼馴染

■試験官からのアドバイス
呼吸の仕方と気づき方の違いに注目すること。
人は、喜ぶときは大きく息を吸い、悲しいときは息を吐く。
相手との関係性やどれくらい時間経ってからの再開なのかによって、
気づき方に違いが出る。

上記アドバイスを受け、下記台詞を練習し、発表する

出典：銀河鉄道の夜
ジョバンニ　　　それは地図かい。
カムパネルラ 　ああ、
ジョバンニ　　　星座表のようだね。
カムパネルラ　うん。
ジョバンニ　　　ああ、さっきの星座表、お店の扉の下から返しておいたよ。
カムパネルラ　ふーん。
ジョバンニ　　　この星座表は、線路が書いてあるね。
カムパネルラ　銀河鉄道の地図さ。
ジョバンニ　　　へーえ。
カムパネルラ　天の川の左の岸に沿って南へ南へ走っていくんだ。
ジョバンニ　　　その汽車、ここにくるのかい。
カムパネルラ　そうだよ。だって、ここは銀河ステーションだもの。
ジョバンニ　　　えっ？ここは天気輪の駅じゃないのかい？
カムパネルラ　星祭りの夜は、ここは銀河ステーションさ。

実際に発表するのは以下から
カムパネルラ　見てごらんよ、まわりの景色だっていつもと違うだろ。
ジョバンニ　　　ああ、ほんとうだ。あれ、すすきだね。銀いろだ。
カムパネルラ　月の光でないよ。銀河の光に反射して明るいんだ。
ジョバンニ　何だかみんな光ってるよ

１日目　グループ面談

３人グループで質疑応答面談を行う。
＜試験官からの質問内容＞
①志望理由
②自分の弱点
③自分の嫌いなところ

１日目　文章表現

テーマ「演劇は、登場人物が様々な困難に直面するが、
自分が困難に直面したときに解決したことは何ですか？」
制限文字数600文字 制限時間30分

２日目　体験授業Ⅱ

①２人組になり、目を合わせた状態で一言も喋らずに動く
（同じ動きでなくても構わない。動きは個々に行うが、目を離さない）

②グループ全体でフィードバックを行う
＜受験生の感想＞
・最初はギクシャクしていたが、相手と呼吸が合う瞬間があった
・最初は自分がやることだけを考えていたが、
　だんだん相手から触発されるようになった

③①とは別の人とペアになり、インタビューをする

④グループ全体の前で他者紹介をする

２日目　体験授業Ⅲ

①教室内を歩く（人がいないところを歩く）

②鬼ごっこ
鬼が何か動きを作り、逃げる人は鬼の動きを真似しながら逃げる
鬼が変わったら、新しい鬼が新しい動きを行い、逃げる人は動きを真似して逃げる

③ミラーリング(20分間ほど)
誰から発信してもよい。
発信源の真似をする。発信源はどんどん変えていく。

傾向と対策

①呼吸の使い方
台詞課題は昨年と題材はまったく同じで、
試験官からのアドバイスもほとんど同じです。

つまり、相手との距離感や相手に抱く感情を、
呼吸の使い方で表すことは、試験官である先生の授業テーマだと考えられます。

授業を行う先生が、何に重きを置いているのか、
大学によっても、先生の考え方によっても違います。
どの大学を受験するにしても、先生の授業テーマを事前に知っておくと良いでしょう。

②集団での居方
大阪芸大の試験の題材は、昨年とほとんど同じです。
鬼ごっこやペアワーク、台詞の掛け合いなど、自分一人で臨むものはなく、
すべてが【相手と関わる】課題です。

２人のとき、複数人のとき、受験生がどんな立ち振る舞いをするのか、
集団での役割は確実に見られています。

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