観客は 俳優が見ているものを見る
演技するとは【見る】事から全てが始まる。
ステラアドラーの言葉です。
状況を想像することの大切さを教え続けた演技教師です。
演技レッスンで気になるのが【視線のふらつき】です。
俳優の見ているものを観客は見ています。
その俳優が何を見ているか?
漠然と雰囲気を演じていたら?
観客は何を見ているのか?
分からなくなります。
演劇で、見せる物語は、普通の生活よりももっと生き生きしています。
だから俳優も、物事を日常と同じテンションではなく、生き生きと見る必要があります。
そして、俳優が見たものを再現し、観客に伝えられるように。
視線のふらつき対策レッスン
《やり方》
何らかの場所を決めましょう。
自分の知識の貯蓄の中から、心動く、想像の世界を作り出してください。
注意としては、気持ちを先に決めないこと。
目の前で起こっていることをリアルに体験することにパワーがあります。
プランをたてないで、今その瞬間に存在するように。
《クラスでのレッスン》
①見ている状況を実況中継してOK
くれぐれも、見ることが一番です。
後から気持ちはついてきます。
②再度同じ設定を見ます。
今度は、更に言葉の数を減らしていきましょう。
視線のふらつきは少しずつ改善されていくと思います。
動画を見たら、是非ご自身でもやってみたください。
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