教科書読みにならないための朗読のコツ
私達の使っている言葉は2種類あります。
・【書き言葉〰️文語】
・【話し言葉〰️口語】
そこを踏まえて【朗読の攻略】をしていきましょう。
試験で渡させるテキストは【書き言葉〰️文語】です。しかし、声に出して読む瞬間に、それは、【話し言葉〰️文語】に変わります。
一番の違いは、句読点と息継ぎのタイミング!
句読点で息継ぎをしなくても良いということです。
試しに、朗読が苦手な方は、句読点を無視して【話し言葉】で、貴方の呼吸で読んでみましょう。
【気づき】【間の使い方】【感情の入れ方】に発見があるかもしれません。
試験内容
①発声,朗読,動作試験内容の用紙が配布され、10分間練習(声出し可)
②試験部屋に入り、一連の流れで試験を行う。
<朗読課題文>
ペンを握る右手の指は曲がったままだった。背骨の圧迫骨折もそう。
70年以上、机に向かったからだ。亡くなる直前まで書いた。
「88歳が人生で一番いいとき、あとは老いてぼろぼろよ」と語っていたように、
80代後半から何度か生死をさまよった。
だが瀬戸内寂聴さんは不死鳥のごとくよみがえった。
2015年春も骨折やがんを乗り越えたばかり。このとき92歳11カ月。
京都・嵯峨野の寂庵(じゃくあん)で法話し、力強く言った。
「命がある限り書く」。書くことへの意欲を失わない作家の情熱に打たれ、
連載エッセー「寂聴 残された日々」を持ちかけた。
毎月届くのは万年筆の手書き原稿。「遺言だと思って書いている」と言ってくれた。
(朝日新聞 瀬戸内寂聴さんへのインタビューの一部)
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