近畿大学 文芸学科 舞台芸術専攻(2022)推薦試験
試験日 2021年12月4~5日
受験申込時に、課題の作文の課題あり 400文字以内
課題
・10年後の日本
・わたしの1番古い記憶
・1番心に残った舞台
こちらから1つテーマを選ぶ
試験の流れのオリエンテーション~練習時間について
①課題の作文を提出
②朗読の課題もらう
③【課題の練習】【昼食をとる】を、各自で行う。
受験番号が後ろの人は、2時間くらい待つ。
その間、練習できる。
他の受験生との会話は、して良い。
身体表現・空間認知
●問題
A地点からB地点まで、移動してください。(1分間)
試験官の合図あり。「始め」で始める→「終わり」で終わる
試験官より 「ダンステクニックを使うなど、受験生が出来る範囲の動きをしてください」
スタジオ受験生Aさんの実技例
側転、前転、後転、歩く(速く、遅く)
横移動も行った。
試験会場が、すごく広かったので、たくさんとにかく動いた。
身体表現・想像力
●問題
ある人に起こった喜劇と悲劇を表現する。
【ある人】とは、あなた自身です。
あなたが18年間生きてきた中で起こったことを、表現してください。
セリフは言っても、言わなくてもよい。
表現時間 1分
立ち位置の指示あり 会場真ん中の×(バツ)に立つ
相図あり。「始め」で始め→「終わり」で終わる
朗読
「星の王子様」より一説
立ち位置の指示あり 会場真ん中の×に立つ
「息が整ったら始めてください」と指示あり
相図は特にない
朗読例
王子さまがどこから来たのかわかるまでには、ずいぶん時間がかかった。
王子さま はかなり多くの質問をするのに、僕がたずねることはまるで聞こえていない様子だったのだ。
少しずつすべてが明らかになっていったのは、たまたま王子さまが言った言葉がつながっていったからだ。
たとえば、初めて僕の飛行機を見たとき(飛行機の絵を描く気はない。複雑すぎて僕 の手にはおえないから)、王子さまはこう聞いた。
「そのおかしなものは何?」
「おかしなものじゃないよ。これは飛ぶんだ。飛行機だよ。僕の飛行機さ」
自分は飛べるのだと、僕は誇らしげに教えた。
すると王子さまは大声で言った。
「えっ!君、空から落ちてきたの?」
「そうだよ」と、僕は気弱になって答えた。
「ああ、それは笑えるね!」
王子さまはそう言って、とてもかわいらしい声で笑い出した。
僕はすごく腹が立った。
僕が受けた災難を、真剣に受け止めてほしかったのだ。
王子さまはこう続けた。
「じゃあ、君も空から来たんだね!どの星から来たの?」
その瞬間、王子さまがなぜここにいるのかという不可解ななぞに、一筋の光が差しこんだ。
そこで、僕はすかさずたずねた。
「じゃあ、君はどこかほかの星から来たんだね?」
でも、王子さまは答えなかった。
飛行機から目を離すことなく、頭をわずかに振っ てこう言った。
「たしかに、これに乗ってそんなに遠くから来られたはずないね ・・・」
そうして、王子さまは考えこんだ。
それは長いあいだ続いた。
やがて、ポケットから僕の描いたヒツジの絵を取り出すと、その宝物をじっと眺めて物思いに沈んだ。
「ほかの星」のことが少しわかったことで、僕の好奇心がどれほどかきたてられたことか。
だから、もっと知ろうととてもがんばってみた。
「君はどこから来たの。君が言っている『ぼくの住んでいるところ』ってどこなの?
ヒツジをどこに連れていきたいの?」
面接・質問
会場の椅子に座って行う
スタジオAさんの試験例
「今まで演技経験はありますか」
「あります。中学3年の時【ライオンキングのティモン役】高校3年の時に【花より男子の道明寺司約】をやったことがあります。」
「好きなアニメは、何ですか」
「あんさんぶるスターズという作品です。周りの人の力を借りて下克上を勝てぬけてゆく姿が感動的なストーリーです。アイドルアニメでもあるので、曲の振付もインスピレーションが広がるので、」好きでよく見ています。」
「演技をやろうと思ったきっかけは何ですか?」
「好奇心から始まりました。興味本位で演劇の学べるスタジオに通い始めました。やっていくうちに、ただお芝居をするだけでなく、人としての気づきがたくさんあり、人としての成長が出来ると感じ、演劇をやってみたくなりました。」
身体表現・空間認知
●問題
A地点からB地点まで、移動してください。(1分間)
試験官の合図あり。「始め」で始める→「終わり」で終わる
試験官より 「ダンステクニックを使うなど、受験生が出来る範囲の動きをしてください」
1日目にやった人は、同じ内容にしないこと
身体表現・想像力
●問題
ある人の再会と別れを表現する。
【ある人】は、お父さんだったり、お母さんだったり、など考えて表現してください。
セリフは言っても、言わなくてもよい。
表現時間 1分
朗読
「モモ」より一説
立ち位置の指示あり 会場真ん中の×に立つ
「息が整ったら始めてください」と指示あり
相図は特にない
面接・質問
会場の椅子に座って行う
スタジオ生Aさんの例
「昨日と違った点はあっりましたか」
「今日は、客観的に表情や立ち位置を考えることが出来ました。昨日は、自分の体の動きのことしか考えられませんでした。」
「将来どんなことをやりたいか」
「人に、演劇を通して幸せになってもらえるお手伝いがしたいです。特に、中高生を中心に、教えた子供達が自分の過去を振り返った時、演劇をやっていてよかった!と思えるような指導をしていきたいです。」
スタジオでやっておいてよかったこと
演劇系大学の過去問をたくさんやりました。
自分の受験校の試験にも当てはまる内容だったので、今回の試験につながるものが多かったです。
レッスンで過去問をたくさんやったので、実際の試験内容も落ち着いてできたと思います。
これから受験の皆さんも、スタジオYouTubeの、【過去問やってみた】を全部見ることを、お勧めします。