日芸・映画演技の試験は毎年同じです。
傾向が分かっているので、演技対策も過去問題を中心に、レベルアップしていきましょう
日芸 映画学科(20200) 一般入試 過去問題
■発声1
次の内容をはっきりと述べてください。
受験番号( )番、( 氏名 )です。
出身は、(都道府県名)で、学校は( 学校名 )高校を卒業する予定です。
年齢は、( )歳です。
■発声2
次の文章を朗読してください。尚、( )内は朗読しなくて結構です。
大阪市の出身。2歳で父と死別する。
14歳だった終戦1週間前の夏。
空襲で自宅が焼け落ちるのを見た。大切にしていた人形が炎にまかれ、
「まるで自分が焼けていくような気持ちでした」。
引っ込み思案で人見知り。それなのに俳優を志したのは、
戦争中の殺伐とした暗鬱な世界とは違う
「キラキラとした色のある世界に飢えがあったから」。
あこがれの宝塚の門をたたく。
与えられた役は多種多彩。時代劇の姫君でも,夫を殺された妻でも、
この人が演じると清楚さと芯の強さがにじんだ。
鍛錬のたまものではあろうが、常にどこか天性の品のよさを感じさせた。
「あの役を演じたい、この作品に出たいという欲はまったくありません。
俳優が自分に向いているのかとずっと疑問でした」。今夏刊行した
随想「まあまあふうふう。』にそんな独白がある。
無欲さがあの自然で無垢な演技を生んだような気がする。
※2019年10月29日 朝日新聞「天声人語」
■動作
次の内容をしぐさのみで表現してください。
[設定]
雨と風の強い朝。
早足に登校してきて建物に入る。昇降口は生徒でごった返している。
傘の雨を落とす。
ホッと一安心して,服などをハンカチで拭う。
上段きに履き替えようと,靴を脱ぐ。
靴下がびしょ濡れだ。気持ち悪いので脱いでしまう
教室に行こうと一歩踏み出した時,滑りそうになる
必死にこらえて転ばずに済むが,カバンを離してしまう。
中身が散らばってしまった。
慌てて拾ってカバンに入れ,教室へ向かう。
(そのまま退場してください)
対策
演技コースの試験では、役者としての「素質」があるかどうかが見られます。
その際、発声、表情、身体の表現力などについても見られています。
面接で好印象になるために、自分にとっての演技や役者、将来のビジョンなど明確にしておきましょう
求める学生像
芸術分野に対する豊かな感受性を有し、映像表現分野における創作活動、あるいは映像理論分野における研究活動に対する能力が認められるものを 求められます。
(公式ホームページ 入試Q&A より)
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