試験日程(2022年度)
オンライン受験エントリー期間:8/1(日)〜9/10(金)
郵送出願期間:9/1(水)〜9/10(金)必着
窓口出願期間;9/10(金)9:00〜15:00 9/13(月)9:00〜15:00
オンライン受験動画締め切り:9/26(日)
試験日(いずれか1日):9/25(土)9/26(日)
合格発表:11/1(月)
入学手続:11/12(金)必着
試験科目
■身体表現試験(配点100点)
基本的な身体能力の有無を確認するための試験です。
2分間の身体動作と、課題のセリフを全身を使って表現してもらう
1分間の表現試験になります。
課題のセリフは出願・エントリー後に送付されます。
■言語表現試験(配点100点)
約2分間の朗読で、ことばで書かれている内容や
感情をどれだけ正確につかむか、
そしてどれだけ豊かに表現できるかを審査します。
課題のテキストは出願・エントリー後に送付されます。
この試験ではセリフの読み方だけでなく、
高校卒業までに修得しているはずの基本的な漢字が読めるか、
その単語の意味を理解できているか等を総合的に評価します。
それに続く1分間程度の歌唱試験では、
童謡など簡単な曲を自分が選んで歌ってもらい、
リズム感や音域、発声等を確認します。
■面接(配点50点)
面接試験では、本専攻への志望理由、
志願者の経歴・趣味・感性・社会的な関心事など
多種多様な質問がなされますので、
しっかりと自分の意見が述べられるよう、日頃から気をつけておくと良いでしょう。
■書類審査(配点50点)
出願書類の1つである『活動歴等記入票』には、
長く続けている習い事や受賞歴など、
出願するにあたってアピールしたい内容を記入してください。
演劇に関係なくても、例えば中学・高校を通して
熱心に取り組んだ部活動に関する詳細(ポジションや出場大会名等)や
生徒会活動(在職期間・役職等)について記入していただいてもかまいません。
1ページの全行をうめるように努力してください。
裏面については、今年度本学が開催した行事への参加を通じて
あなたが学んだこと・感じたこと、または、
志望理由と入学後に学びたいことを自分のことばで自由に記入してください。
演劇専攻のアドミッション・ポリシーおよび
出願資格を満たしているかどうかを審査します。
(桐朋学園芸術短期大学公式HP 2022年度入学試験について より)
試験の流れ
■試験前
言語表現、身体表現、面接、書類
試験の約1週間前に言語表現と身体表現の課題が送られてくる
■当日
集合後、私語禁止で待つ。数人ずつ呼ばれ、更衣室で着替え、試験開始
言語表現(朗読)
数人ずつ呼ばれ、試験会場の前で待機。
事前課題と同じ紙を渡される。
1人ずつ入室し、赤い枠内に立ち、合図の後開始
最初に受験番号と名前を言った後に、朗読。(制限時間2分)
主人公のノラは、最初自分の環境が非常に快適だと思っている。
ところがだんだん快適でないことを認識しだすのです。
この場合、発見ということばは認識ということばで置き換えられると思うのですが、
環境が自分の考えていたものと全く反対であることを段々に認識して行く。
男社会の中で自分という女はただ"人形"として生かされているのだという、
その認識のどん詰まりまで行ったとき、ノラは自分が生きるか環境が生きるか、
どちらかを選ぶというところまで自分を追い詰めざるを得ない。
彼女は表面的には負けて去るという形で家出をするわけですけれども、
その場合ノラは、今まで価値があると思っていたものが
全く無価値だということを認識するし、その逆もまた彼女によって認識される。
つまり価値の転換ということが、ノラという一人の人間の行為を通して観客にも認識される。
前に俗流的といった意味での"浄化"をもむろん観客は味わうだろうが、
より重要なことは、価値の転換ということを観客が
はっきり認識することなのだと思われます。
(『人形の家』が、英国で初演されたとき、観劇の帰り道で夫どもは、
いっしょに歩いている細君がノラの最後のせりふ、
あの「さようなら」を今にも言い出すのではないかと不安になった、
という笑い話をどこかで読んだことがあります。)
出典:木下順二著「"劇的"とは」より
言語表現(歌唱)
童謡をアカペラで歌う(制限時間1分)
身体表現
教室で40分程度待機。
決められた場所で軽い運動はして良い。私語は禁止。
また呼ばれ、1人ずつ入室。
課題の運動の順番のイラストが見えるところに書いてある。
①Y字バランス
②二重跳び 縄跳びを持っていると想定して3回飛ぶ
③横を向いて上体後屈
④横を向いて上体前屈
⑤片足ターン 片足を軸にターンする左右それぞれ1回ずつ
⑥両目を閉じて、片足を上げ、もう片方の足で屈伸する。左右それぞれ1回ずつ
⑦自由運動。自分の得意とする動作
ボール、縄跳びなど道具は使わないこと。 (制限時間2分)
言語表現(詩)
詩を解釈し、読み上げながら自分の体を使って表現する。(制限時間1分)
終了後、合図があり、速やかに退出する
風に吹かれて
雨に打たれて
雲に追われて
悲しい木があります
見つめているだけで
涙が出てくる
もうそんなに
続けることはない
許してあげたい
それでも木には
立場がある
懸命に
立ち上がる
出典:「不屈の木」和合亮一作 『木にたずねよ』より
面接
着替えて待つ。
面接は、6人位の面接官。
<質問内容>
・入学したら外部の活動より学校を優先できるか
・桐朋を知ったきっかけは何か
・桐朋を志望する理由
傾向と対策
(1)演劇の公演を機会あるごとに見ておくこと
(2)身体を柔軟にしておくこと
(3)瞬発力、リズム感、バランス感覚を養う運動をしておくこと
(4)人前に出て消極的にならないよう、強い精神力を養っておくこと
(5)募集要項「入学試験について」を参考にして、
●総合型A受験者は、過去(旧:AO入試)の試験問題にある身体表現を練習したり、新聞や小説などを読み、わからない言葉は辞書を引く、という努力を続けてください。また、童謡など、シンプルな曲を、声を出して人前で歌う練習をしておくとよいでしょう。
●総合型B・学校推薦型・一般の受験者は、過去(旧:推薦・一般入試)の試験問題を調べ、実際に30分間で詩を覚える練習、および、その時、身体を大きく使って表現する練習をするとよいでしょう。
また、「歌唱」と「ダンス」は、自分で選曲し、歌う、または、踊る、という内容ですから、今から準備を始めることができます。しっかり練習した上で受験に臨むようにしてください。
(公式ホームページ 入試Q&Aより)
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