バナナのたたき売り 口上の課題
セリフを読み、そのセリフを参考にして自分の言葉で演じる
というは、日芸の大定番実技です。
受験生は、場数を踏んでしっかり抑えておきましょう。
一般入試二期で出題された【バナナの叩き売り】は、
難しい言葉も少なく、意味も分かり易い問題ですが、
現代文でも古典でも、アプローチの仕方は同じです。
セリフから何を感じ、どこを切り取って、どう表現するのか?
正確に意味を伝えることではなく、
【あなたはどう感じるのか】を忘れずに取り組みましょう。
また、多くの受験生と差をつけるPOINTは、【動き】です。
言葉で処理しすぎたり、
セリフに対して説明的な動きをつけたりせずに、
しっかりまわりの状況、見ているもの、主人公の心情をイメージして、
セリフだけでなく動きにも注意して取り組みましょう。
4Wを考えよう
・いつ
・どこで
・誰が
・何をしているのか?
丁寧に作る事で、目の前の風景を作り上げ、五感を使って、セリフに真実味を持たせていきましょう
バナナの叩き売りとは?
競り売りでバナナを売る手法です。
売り手が軽妙な口上を述べながら客を引き寄せ、高い価格から徐々に値を下げていくダッチ・オークション形式。
口上を述べる人の横にはアシスタントがいて、料金を受け取ったり、購入した客に新聞紙にくるんだバナナを渡したりします。
演劇では【外郎売】なども向上の一種です。
試験問題
①バナナの叩き売りとして、問題文を読んでください。
②問題文を参考にして、自分で考えた言葉でバナナの叩き売りをしてください。
試験では、叩き棒と椅子が準備されていました。
使うかどうかは受験生に任されましたが、道具があるということは、使いこなせるか?
も見られているという事をお忘れなく
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