演技オンラインレッスンがスタートして、約3ヶ月。
オンラインレッスンでは、理論的な考え方・座学も多く、
スタジオレッスンで身体をたくさん動かした時に、
理解が深くなっていることを実感する反面、
出来ないなぁ~と感じることも多いです。
ですが、だからこそ、丁寧に人に伝えようとしたり、
自分や、役に丁寧に向き合うことが大切だと実感しました。
【レッスンテーマ】
演技とは、台本や段取りももちろん大事なのですが、
何より大切なことは、その役の目の前にある状況を感じること。
つまり、「今を生きること」
と、レッスンで教わっているものの、
「演技」となると、やろうやろうとしてしまったり、
緊張したりして、どうしても普段の通りにやるのは難しい
ということで、
五感一つ一つに集中して丁寧に、感じるレッスンをしました。
また、「今」の瞬間は、常にリアルタイムで切り替わるということを、実感するためのレッスンをしました。
【レッスン1:一つ一つの感覚に集中する】
・ふと目についたものについて、描写する
・聞こえてくるものを書き出す
・嗅いでいるものを描写
・触っている感触を描写する
しかし・・・
・最初に感じたことばかりにとらわれてしまう
・馴染みのあるものの感触や匂いは、 新しい発見がなくなっていた
例えば、ハンカチの匂いならば、柔軟剤の匂いで描写が止まってしまった。
【レッスン2:考えることと、感じることを同時にやる】
トランプを数字と絵札に分けながら、
数字の100から3ずつ引いて計算をする。
同時にいろいろなことを行う、マルチタスクを行うが、難しい・・・
計算だけ、トランプの仕分けだけならば、出来るが、
同時に行うのは難しい
【感想】
特に嗅ぐレッスンの時に言葉が全然出てきませんでした。
コレはこの匂いと最初の印象や強い印象だけ感じたら、
後が続かなくなってしまいました。
先入観に捉われていると思いました。
対して、聞くだけの時は、先生が対象を家の外、
人の画面、別の部屋などと誘導してくれたから、切り替えが出来、
今の瞬間はリアルタイムでどんどん切り替わっていく感覚を実感しました。
マルチタスクになった時、
結果、言葉に詰まったり、手が止まったり、となかなか出来ませんでしたが、
アンテナを広げて気をつけよう、とは思えました。
意識出来る時と、出来ない時との状態の違い、
スイッチを自分の中で発見出来た気がしました。
Rio